輝く美容師の裏側にフォーカス あの人の「裏ガオ」−第一回OCEAN TOKYO sunny米田星慧さん
美容師は、技術のみならず人柄やカリスマ性など、総合的なスキルが求められる職業です。今を輝く人気美容師さんも自らの短所やハンディキャップを乗り越えてきたからこそ、今のポジションで輝いています。
そこで、最前線で活躍するカッコいい美容師さんが、かつてイケてない時代があったことを赤裸々にカミングアウト! それをどう乗り越えて今のポジションまで上り詰めたかを語っていただく連載です。今まさに同じことで悩んでた!と共感できるはず! かつての人気美容師さんのような悩みを抱えているという若手美容師さん、美容学生さんはぜひ参考にしてみてください。
第1回は、熱いメッセージと圧倒的な技術が若者から絶大な支持を得ているOCEAN TOKYO sunny米田星慧(よねだせいえ)さんの登場です。
専門学校では友達0人!? 高校時代から一変してスクールカーストも下の方に…
高校までは友達もいて、わいわいやっていたのですが、専門学校時代は限りなく0人でしたね。友達がいないということはスクールカーストも下の方。高校時代はめちゃくちゃヤンチャもしていたので、専門学校は、友達づきあいとかに重点を置くのではなく、美容師になるためだけに通っていればいいやと割り切っていたんです。
それに輪をかけて、学校の一部でギスギスしている雰囲気があって、違うかな?って思っちゃったんですよ。自分とは合わないなと思ったので、一方的に距離を置いていた感じです。
孤独ですけど、いちばん他人の真意が見える瞬間って、こういう瞬間だと思っているんです。当時の僕はスクールカースト的には下の方でしたけど、そういう人に対してどういう振る舞いを見せるか。
これは、これから先の人生でも同じだと思っていて。僕が何かダメなときに助けてくれた人には逆の立場になっても助けていきたいと思うし、何もしてくれなかった人の場合は、冷たいようだけど、僕から何かをする必要はないというスタンスです。
よく、「なんで友達いなくても平気なんですか?」と聞かれますが、僕は逆に、「友達って何?」と問い返したい。例えば飲みに行って愚痴ばかり話す…こういうお互いマイナスなことを吐くだけの関係って友だちと言えるのか、僕にはちょっとわからない。だから、一匹狼でも不思議と心は折れなかったんだと思います。とはいえ、今は心を許せる大切な友だちが数人います。損得を考えずフラットに付き合える大切な仲間です。