Who is she ?? 業界の注目を集める表参道のおしゃれサロン、une をつくった英香さんってどんな人なの?

une立ち上げまでの日々と、サロンへの想い

 

 

物件を探す条件で、自分の考えを実現させるためにも外せなかったのが「エレベーターと個室があること」でした。子どもを連れていきやすいキッズサロンの良さもありますが、私がつくりたかったのは、プライベートで環境の変化があっても、前と変わらず長く通えるお客さまに寄り添ったサロン。そのためにも、周りの目を気にしなくていい個室と、ベビーカーでも通えるエレベーターは絶対条件だったんです。

 

uneの個室はフロアと離れているので、子どもが泣いてもメインフロアには聞こえません。ベビーベッドやチェアもあり、お客さまから「安心して通える」と言ってもらえるので、本当に作って良かったなと思います。個室は照明を落とすこともできるので、ヘッドスパの施術や、円形脱毛症などの疾患があって他のお客さまの目に触れたくないとお困りの方、ウエディングのヘアメイクや営業中の撮影など、様々な形で活用しています。

 

 

お店を出すにあたって、一人で自由にやろうと考えたこともありました。でも、私は一人だと自由になりすぎて、自分に甘くなってしまいそうなのが嫌だったので、責任が生まれる環境を選びました。それに、こだわりが強く自分の好きなものがハッキリしているタイプなので、自分の世界観をいい意味で壊したいなと思って。スタッフから違った考えを知ったり、新しい刺激を受けて、勉強し続けたかったんです。

お店をつくっている期間中に、フリーランスで働いていた時期もありました。その時、一人だと急なメニュー変更の対応が難しいことなどを経験して。やむを得ない急なお休みのときなど、安心して任せられるスタッフがいる方がお客さまもより大事にできる、と考えたことも大きな理由の一つです。

 

店内のインテリアや小物にも英香さんのこだわりが

 

スタッフを雇うということは、彼らの人生を背負うことにもなります。でも、私はもともと自分が前に出るよりもアシスタント気質なんですよね。オーナーになった今も、スタッフのアシスタントであり、永遠にお客さまのアシスタントであると思っていて、色々な方の人生の支えになれますように、という思いで働いています。

2019年にスタートしたときはスタッフ5人でしたが、今はネイルも含めて11人にまで増えました。ありたがいことにスタッフもたくさんのお客さまに恵まれて、最初はちょっと広いかなと思ったお店にも、入りきらいないくらいになっています。なので、スタッフのためにも新しい活躍の場を用意しなければと考え中です。

 

レッスンやミーティングは朝方にシフト。コロナ禍にはメイク学校にも

 

 

一昨年に第2子を出産して、子どもは今年、6歳と2歳になります。

長子だけのときはサロンをオープンしたばかりだったので、夫と実家の協力もあり、スタッフを不安にさせないよう時短はせずにレッスンやミーティングも夜にしていました。

お客さまにも「仕事と育児をどうやって両立していますか?」とよく聞かれましたが、周りに支えてもらいながら必死に働いていただけで、決して両立しているとは言えなかったですね。子どもがいても前と変わらずフルタイムで働くことができる!という自分でいたかった、私のわがままな気もします。

 

 

でも、それだと当然帰宅する頃には子どもはもう寝ている生活。3歳頃まではその働き方でしたが、長子が4歳のときに「ママ、またお仕事でいないの?」と言われて。悲しい思いをさせていることが辛かったのと、第2子を出産したことで、改めて仕事と家庭を両立するために働き方を見直しました。お店は20時までですが、少しだけ時短にして私は18時から19時にはサロンワークを終えるように。帰宅して子どもが寝るまでの1~2時間ですが、プライベートな時間が増えると結構違いますね。

 

 

今は朝方の生活に変えて、朝起きたら朝晩の家族の食事の用意をします。体調管理も仕事の内なので、時間が余ればゆっくりお風呂に浸かったり、運動などもするようになりました。ミーティングやレッスンも朝にしています。

コロナ禍ではもっと成長しなければと思い、ヘアとメイクが同時に学べる学校にも通いました。オーナーという立場だと、誰かに叱られたり指導されることも少なくなります。受験や、宿題、試験もあって大変でしたが、自分自身の成長のためと、学び続ける背中をスタッフに見せたかったのもあります。

 

>スタッフが安心して働いて、活躍できる環境を作っていきたい

 

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