人気若手オーナーが語る「独立のリアル」。いい感じ!になるサロンの育て方-LECO内田聡一郎の仕事論【前編】
倍々ゲームで増える、SOCO。関山さんが大切にしていることとは?
内田:なるほどなー。SOCOは2015年にオープンして、もう3店舗の運営をしていてすごいですよね。
関山:3年で倍々ゲームのように人が増えていきました。最初は4人、去年は11人、今は24人で、来年は31人になります。
全員:すごい!
関山:意外に思われるかもしれないんですが、これまで大きな衝突があったと感じたことがないんです。
美容師という職業上、どうしても売り上げで人を評価しがちなんですが、人、サロンも互いに補完しあうことで、成長できるんじゃないかと思っています。とにかく強みや長所を伸ばすことがとても大切。
よくある事例が、SOCOであまり活躍できなかった子が、別店舗のSUNに行ったら驚くべき成長を遂げることがあるんですよね。
うちは衝突が起きる前に、スタッフの長所を認めて伸ばす店舗に移動させちゃうので、スタッフの不満が貯まりづらい構造ができているのかもしれません。
それに採用のときに、しっかり採用の基準を共有しているので、話せば分かる人が多いのもうちのお店の特徴ですね。
―SOCOの採用基準って…
とここで、前編は終了! 気になる採用基準の続きは後編で。
後編ではオーナーになって変わったこと、立ち上げ前の大変だったことなども伺います。お楽しみに!
- プロフィール
-
LECO
代表/内田聡一郎(うちだ そういちろう)
2018年3月1日に自身が代表となるヘアサロン「LECO」をグランドオープン。セミナーやヘアショー、専門誌などで見ない日はないほど勢力的に活動。そのセンスの良さから一般のお客さまのみならず、芸能・ファッション・音楽業界からの信頼が高い。
- プロフィール
-
SOCO
代表/関山 善博(せきやまよしひろ)
都内サロン6店舗や面貸し美容師を経て、2015年9月「SOCO」をオープン。以降2017年12月に「AO」、2018年10月「SUN」を出店。出店スピードと、出店の様子を綴ったブログも美容師の間で話題に。現在はスタイリストのみならず、店舗のグラフィックディレクションも手がける。
- プロフィール
-
SYAN
代表/野々口祐子(ののぐちゆうこ)
都内人気サロン2店舗を経て2013年4月に「SYAN」を設立。エッジが効いているのに女性らしいヘアスタイルは20代〜30代の女性の指示を集める。ヘアメイクも行い、ファッション誌やカタログ撮影にも参加。自身もスタイルアイコンとして、多数の媒体に出演。
(取材・文/高橋 優璃 撮影/渡辺きるけ)