地道なリアル集客でつくった金字塔! air歴代最速デビュー&最高初月売上の裏側 -air-AOYAMA 池田 勇輝さんU29次世代美容師-

 

次世代美容師として注目される「U29美容師」のサクセスストーリーから、成長のヒントを「美容師のタマゴ」へお届けする企画「U29次世代美容師」。

 

今回は、人気店airで歴代最短スタイリストデビューし、2022年1月に初月売上227万円を達成した池田 勇輝(イケダ ユウキ)さん。集客の中心は、友人や知人とその紹介だったのだとか。SNS全盛の令和では珍しいスタイルで偉業を達成しました。

 

今回はそんな池田さんに、中学時代から今に至るまでの軌跡を振り返っていただきます。美容専門学生や、スタイリストデビューを控えたアシスタント必見のインタビューです。

 


 

美容師人生の礎となったロンドン短期留学

 

 

僕が美容師になると決めたのは中学校のときです。友達に「お前と俺、一緒に美容師やったら絶対に成功する」と言われてその気になったことがきっかけでした。もうその時点で、東京で有名な美容師になるつもりでしたね。僕と友達はいつもニコイチで行動していて、ツイキャスの企画でヘアセットしたり、原宿の竹下通りを歩いたりしていたんですよ。Twitterのフォロワーも1万2000人くらいいました。だから、「今から竹下通りに行くぞー」ってライブをすると、3組くらい出待ちみたいな感じで、声をかけてくれる人たちがいたりして。反対に今はそれほどSNSを頑張っていないんですけれどね。

 

高校卒業後は迷うことなく関西美容専門学校へ。1年の最初のころワインディングテストで1位を取りました。追われるプレッシャーじゃないけれど、抜かれるのは絶対に嫌だったので卒業まで走り続けていました。

 

 

外部コンテストで賞をとることもできたし、学内で高い評価をしていただきました。関西美容専門学校は成績上位者が、ロンドンのヴィダルサスーンで短期留学できる制度があります。その中の一人に選ばれました。ベーシックカットやカットの所作、美容師としての立ち居振る舞いを学んだことが今も僕の中で生き続けています。

 

手と頭の両方を意識して動かし、疑問を持ちながら練習した

 

 

 

卒業後は東京のヘアサロンで働くことを決めていました。いくつかの有名店に実際に足を運んで髪を切ってもらったこともあります。その中でairに決めた理由は、ヘアメイクまで含めてトータルで学べる環境だからです。ただでさえ色々な職業がある中で美容師は美容に特化しているのに、最初から得意分野を細分化する必要はないと考えていました。

 

ちなみに、面接のときに「最後に何かありますか?」と聞かれて、トランプを使ったマジックを披露しました。手を動かしていると落ち着くので、いつもトランプを持ち歩いていたんです。それがよくて採用されたわけではないと思いますが(笑)。

 

 

入社後は、せっかく大阪から東京に出てきたので、地元の友達にも胸をはれるように反骨精神を持って仕事に取り組んでいました。僕は大阪時代の友達から「お前の言葉に勇気づけられた」と言われたりしていたんですよ。それが嬉しくて、モチベーションになっていました。だからこそ、早く成長して、ダメ出しされない立場を築こうと思ったんですよ。

 

練習時間を確保するために、朝の掃除を効率よく終わらせて時間をつくったり、ただ漫然と練習するのではなくて頭を使ったりしながら、手を動かしてきました。時間をかけることや、量をこなすことを否定するつもりはないけれど、手と頭のどちらも使うことがすごく大事です。

 

また、常に何がダメだったのかメモして、疑問点を解決することで効率よく仕事を身につけてこられたと思っています。

 

>カットの練習のために、1カ月で110人以上カットしたことも

Related Contents 関連コンテンツ

Guidance 転職ガイド

Ranking ランキング