「入社数カ月で無断欠勤」「2002万回再生のリール動画」 いろいろと規格外なSHACHUの期待の星「Atsuya」の物語 -SHACHU Atsuyaさん U29次世代美容師-

 

業界から注目される29歳以下の美容師のサクセスストーリーから、成長のヒントを「美容師のタマゴ」へお届けする企画「U29次世代美容師」。今回は東京・渋谷のカラー文化を牽引する「SHACHU」で急成長中のJr.Stylist Atsuyaさん。透明感のあるハイトーンカラーを武器にファンを増やしています。実は問題児だった過去をもつAtsuyaさんが、今に至るまでの型破りなストーリーを聞きました。

 


 

髪がキマらない日は平気で学校に遅刻していた

 

 

もともと僕は工業高校に通っていて、溶接の仕事をしようと考えていたんですよ。いよいよ進路選択が迫ってきたときに「本当にそれでいいのかな?」と思いまして。それで、そのときに思い浮かんだもう一つの選択肢が美容師でした。

 

もともと美容室で髪を切るのが好きで、月イチの楽しみだったんですよね。ヘアセットにもめちゃくちゃこだわっていて、なかなかキマらないときは平気で遅刻していましたから。そのくらい好きなことだから、「仕事にできたらいいな」と思ったんですよね。

 

 

専門学校時代はずっと練習していました。コンテストでも結果を残すことができていたし、ワインディングの大阪大会で優勝し、大阪代表として全国大会に出たりしていたんです。そのとき、努力すれば必ず上に行けるという成功体験を得ることができました。

 

卒業したら東京に行くことは決めていて、最初は有名なメンズのサロンに行くつもりでした。SHACHUを知ったきっかけは大阪で行われたヘアショーです。お目当てはメンズサロンの代表のショーだったんですが、その後で見たSHACHUがすごく格好よくて。実はそのとき初めてSHACHUの存在を知ったんですが、その後もずっと頭の中に残っていました。

 

SHACHUは遊園地のように僕をワクワクさせる場所だった

 

 

大阪在住だったので、夜行バスを使って月に1回くらい、就活を兼ねて東京で髪を切るようになりました。最初はメンズサロンに行ったんですが、技術も接客もなんか僕にとってはしっくりこなくて…。

 

一方で、SHACHUはわちゃわちゃして楽しそうで、一気に好きになりました。毎回代表のみやちさんを指名していたんですが、僕はめちゃくちゃセットにこだわりがあるから、みやちさんから「こだわり強すぎてわからないから自分でやって」と言われたことも(笑)。ちょっと失礼なこともしていましたけれど、いつもディズニーランドに行くみたいな感じで「こんな楽しいサロンあるの?」と思っていました。

 

だから、卒業後に入りたいサロンもSHACHU一択。先生からは「人気あるから受かるかわからないよ」と言われましたが、入る気満々で自信もあったから、全然気にしていませんでした。みやちさんにもすでに自分の気持ちを伝えていたので、面接のときは「お、来たね〜」という感じ。多分、面接前から僕の情熱が伝わっていたから、採用してもらえたのだと思います。

 

>入社して数カ月で無断欠勤…大阪の実家に帰る

 

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