恩人たちからの学びを活かし「自分たちの時代」をつくっていきたい -iro.代表 樗木 佑太さんU29次世代美容師-

 

次世代美容師として注目される「U29美容師」のサクセスストーリーから、成長のヒントを「美容師のタマゴ」へお届けする企画「U29次世代美容師」。第55回目は、都内有名デザインサロンを経てiro.を立ち上げた樗木 佑太さんです。

 

スタープレイヤーのもとで高いレベルの技術、接客を学び、デビュー後半年でサロンの売り上げ記録を塗り替えた才能の持ち主である樗木さん。

 

Instagramでは異次元クオリティのカラーとヘアを投稿して話題を集めています。しかも、デビューしてわずか2年で独立というスピードで成長中。次世代美容師の呼び名がふさわしい樗木さんのこれまでの歩みと、これから先の試みについて伺いました。「本物志向」の美容師さんに読んでいただきたいインタビューです。

 


 

サッカー推薦で大学に進学し、プロになるつもりだった

 

 

僕が美容師になると決めたのは高校3年生になってから。それまでずっとサッカーをしていて、卒業後にプロの道に進むか、大学卒業後にプロを目指すか考えていました。中学時代に全国大会で準優勝、推薦で高校に入りインターハイに出場した経験もあります。でも、高校を出てからもサッカー一本の人生になることに疑問を感じたんです。

 

何か違う道もないだろうかと思い、美容師という選択肢を選ぶことに。ファッションや髪型に関心がありましたし、美容師なら高校卒業後にみんな同じスタートラインに立ち、ゼロから学べるところに魅力を感じました。

 

 

美容専門学校時代は何をするにも必ず一番を取りたいと思ってやっていましたし、実際にテストの結果は常にトップでした。もともと極度の負けず嫌いで、手を抜くことができない性格なんです。

 

1番になりたいとか、そういう強い想いを持った人って実はそんなにいない気がしています。これは今も思うことですが、最初にトップに立つことで、一目置かれる自分をつくることが大事。それが自分を高めることにつながるからです。

 

就職活動ではできるだけたくさんの美容師に話を聞いて参考にしました。その当時は、有名店で働くことよりも、「すごい人のもとで働きたい」と考えて活動していましたね。できるだけ客観的な意見を集めた結果、一人の大御所の方の名前が浮かび上がってきたんです。

 

実際にそのデザインサロンに行ってみるとサロンの細部に至るまでセンスがいいし、働いている人もクールで技術も上手い。学生だから深い部分まではわからなかったんですが、ここなら間違いないと思いました。

 

>入社後すぐに東京を代表するレベルの「美容の匠」のもとで学ぶ

 

Related Contents 関連コンテンツ

Guidance 転職ガイド

Ranking ランキング