プライベートも妥協せず「計画的に」AFLOAT歴代最速トップスタイリストへ-AFLOAT JAPAN 風夏さん U29次世代美容師-

闇雲に練習していても先には進めない

 

 

デビューするまでの間に、計画通りにいかないこともありました。ショートカットのテストに落ちて、10回くらい受け直したこともあったんですよ。ハイライトカラーも苦手で、すんなりとはいきませんでした。でも、受かるまでやる。私は諦めないタイプなので。そういう根性みたいなものはありましたね。

 

ただし、闇雲に練習していては先に進めません。例えば、ショートカットの試験に落ちたら、落ちた原因をハッキリさせます。カットの練習量が足りないことが原因だと思ったら、ウィッグを切ればいい。原因を考えて、しっかり対策して、無駄を減らしてきたから、早期でデビューできたのだと思います。

 

デビュー当時はひょっとしたら「そんなに若いのに大丈夫?」と思われていたかもしれません。でも、私からすると正直、「できる気しかない」って感じでした。絶対に女性をキレイにできる、輝かせられるっていう自信しかなかった。自分の技術と感性、直感を信じていたからです。

 

ただ、街でハントするなどの集客は苦手でした。苦手だからこそ、ハントをやめて絶対にInstagramで結果を出すんだと思ってやっていましたね。周りにもInstagramで成功している先輩がたくさんいたので。とにかく作品撮りをして、UPしていました。最初は下手なので何度も撮り直していましたね。撮影のたびに、前回の作品を超えるんだ、モデルさんにもっと似合うものをつくるんだと思ってやっていました。常に、自分にできるベストを出していくっていう考えは今も変わりません。

 

 

スペイン旅行をきっかけにブレイクし、トップスタイリストへ

 

 

一時期、売上が停滞していた時期もありました。ちょっと頭が固くなっているかも知れないと思ったので、思い切って1週間くらいお休みをとって母親と一緒にスペイン旅行に行ったんです。自分へのご褒美と母親への親孝行が目的です。世界遺産巡りや食文化を楽しむ旅だったのですが、帰ってきたころには停滞感が吹き飛んでいました。

 

もう一度自分をリセットして、作品撮りを多めに、しかも営業中のお客さまのリアルなスタイルを取り上げたり、正面からだけではなくバックスタイルを撮るなど工夫したら、どんどん反響がよくなったんです。比例して売上も上がっていって、トップスタイリスト昇格に必要な売上目標を3カ月連続で達成。最短でトップスタイリストになりました。

 

 

トップスタイリストになってもメリハリを大切にすることは変わりません。月8日は100%休んでいますし、1日の入客数も無理のない範囲に収めています。一時期、最高で1日19人くらい切ったことがあるのですが、疲労困憊で楽しくできる範囲を超えていました。だから、自分が一番力を出しやすい人数に絞って営業しています。

 

次の目標は、まだ決まっていません。でも、私は「停滞」とか「現状維持」って好きじゃないんです。まだ模索中ですが、「あの子、またすごいことしたな」って思われる何かをやりたいと思っています。

 

 

プロフィール
AFLOAT JAPAN
トップスタイリスト
風夏 (ふうか)

大阪府出身。関西美容専門学校卒業後、AFLOATグループに入社。早期スタイリストデビュー、歴代最速トップスタイリスト昇格を果たす。計画達成に向けてストイックに取り組みつつも、オフも100%楽しむメリハリ美容師。

 

 

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