プライベートも妥協せず「計画的に」AFLOAT歴代最速トップスタイリストへ-AFLOAT JAPAN 風夏さん U29次世代美容師-
ビシバシ鍛えられるかも…予想に反して1年目から楽しいスタートを切る
入社する前は、AFLOATってすごく怖いサロンだと勝手に思っていたんですよ。ビシバシ鍛えられるかなと覚悟していたのですが、全くそんな感じではありませんでした。厳しさはあるんですが、ピリピリした空気ではないんですよね。毎日、本当に忙しい環境ではありましたが、理不尽な想いをしたことはないです。厳しい時代もあったのかも知れませんが、今の時代には合っていないということで、新人たちへの接し方が変わっていたのだと思います。だから割とスッと溶け込むことができました。1年目から楽しかったですね。
スタイリストデビューのタイミングが早かったので、入社直後からすごく練習熱心だったと思われがちですが、実はそんなことはありません。営業が終わったらすぐ帰っていました。もちろん、練習はギュッと集中してやります。ただし、無駄な時間を使うのはイヤなので、ダラダラしない。ゆっくり寝たいし、朝もできるかぎりゆっくりしたいので、メリハリを大切にしていました。
他のサロンはどうかわかりませんが、AFLOATではアシスタントが早く帰っても咎められることはありません。むしろ、私が残って練習しているときなどは「こんな時間までいるの珍しいね」と言われることも。ちなみに、今日も朝から取材だったので早くからサロンにきたのですが「こんなに早いの珍しいね、何かあるの?」と言われてしまいました(笑)。
史上最速デビューは、「計画」を前倒しした結果
しっかり働いて、しっかり休みながら技術を身につけるためには、計画をきちんと立てて、実行することが大事です。私は入社前から「早く美容師になりたい」というイメージを強く持っていました。周りで活躍しているスタイリストを見ると、「私もああなりたい」という想いがより膨らみました。そうなったらもうやるしかないじゃないですか。だから、目標を叶えるため実現可能な計画を立てて、絶対にやりきることだけは決めていました。
計画を立てるときは、いつスタイリストになるかゴールを決めます。カリキュラムの内容は決まっているので、あとはそのゴールから逆算して、いつまでにカリキュラムの項目に合格するのかを決めるんです。
計画を立てることの大切さは、子どもの頃から感じていました。例えば旅行に行きたいなら、ただ旅行に行きたいと思っているだけではいつまでたっても行けません。いつまでにいくら貯金するか決めて、貯金をはじめないとお金もたまらないと思います。目標がないとつまらないし、遠回りもしてしまうので、計画があったほうが何事も取り組みやすいんですよ。
私が入社したころのAFLOATでは、全員がデビュー計画を書いていました。大きい紙に、いつまでにどの科目に受かるという計画を立てるのです。私は「書いたからには達成したい」という気持ちで、練習に取り組みました。その当時は3年デビューという計画で、いつ何を受けるのか細かく計画を立てていたんですよ。結果として2年8カ月でデビューしました。後半はエンジンをかけて計画を前倒ししたんです。