売れてない時期に、何に時間を投資するかで未来が変わる-fifth 堀 雄大さんU29次世代美容師-

美容専門学校で一番仲が良かったクラスメイトは30歳

 

 

美容専門学校時代は、あんまり真面目な学生ではなかったかもしれないですね。ゆるく、楽しくやっていました。いろいろな職業や年齢の人がいましたね。一番仲がよかったクラスメイトは30歳。サラリーマンしていたけれど、飽きてしまって辞めて、「美容師やってみよう」って思ったみたいなんです。ちなみに彼は今も、美容師として頑張っていますよ。

 

周りの同級生は多分、行きたいサロンとか、憧れている美容師さんとか、目指す美容師像とかあったと思うんですけど、僕にはそういうのがまったくなくて、就職活動もろくにしないで卒業してしまいました。で、またラーメン屋でバイトしていたんです。

 

 

しばらくフリーターだったのですが、有名店から独立した人がサロンを出すという話が僕のもとにきたんです。オーナーからも「一緒にやらないか」と誘われたので快諾しました。こうして同級生の2ヶ月遅れくらいに美容師生活がスタートしたんです。

 

ただ、それまでずっと夜型生活をしていたから、朝は眠かったですねぇ…。もう眠くて仕方がなくて立ったまま寝たりして、かなり叱られていましたね(笑)。朝型生活に体が慣れるまで1年くらいはかかりました。朝は元気がないけど、夜になるとやたらと元気になるという感じでしたね。

 

1年目に始めた撮影の経験が今も役に立っている

 

 

朝型生活は辛かったけど、仕事自体は楽しかったです。僕は美容師になったのが2ヶ月遅れているので、みんなが先に美容師としてチャレンジしているのをSNSで見ていたんです。正直悔しい気持ちもありました。入社が決まったとき、「やっと俺も美容師になったか」と思ったことを覚えています。

 

もともとカメラが好きで、撮影に興味があったので、1年目から先輩の撮影にも同行していました。自分でも作品撮りをしていて、1年目からモデルさんの髪の毛を触って、カメラで撮影した経験は、今も生きているなって感じています。

 

 

スタイリストになるまでは4年かかりました。苦労したのはカット。まっすぐにカットすることがなかなかできなかったんです。どうしても受かりたいから、ガムシャラになってやっていましたが、それだと冷静に見れなくなってしまう。だから、一旦離れて、時間を置くようにしました。すると、またコツが見えるようになる。

 

この繰り返しで、少しずつ上達して、カットの試験に合格しました。そこからはスムーズに、ジュニアスタイリストになることができました。

 

>売り上げが全然ない時「今の過ごし方が大事なんだ」と思った

 

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