「不自由なく暮らせればいい」OCEAN TOKYOに入るまで野心の欠片もなかった -OCEAN TOKYO 雨宮 雄三さん U29次世代美容師-(前編)

前サロン時代から高木琢也だけは別格だった

 

 

自分の中で変化の兆しのようなものが見えはじめたのは、前のサロンの先輩で、現OCEAN TOKYO代表の高木のチームに入ってからのことです。高木のチームは、前のサロンのときからめちゃくちゃ忙しかったんですよ。しかも、どんな仕事も妥協しない。いつも緊張感がありましたけれど、ミスやトラブルなく、全てのお客さまを笑顔で帰らせることができた時は、達成感があったんですよね。

 

かなり先まで予約が埋まっているのは高木だけだったので、「この人ハンパないな」っていつも思っていました。高木だけ段違いにすごいなっていうのは、ずっと思っていましたけど、同じようになりたいとは思っていなかったですね。同じチームで働いて、毎日達成感もあるけれど、その輪の真ん中に自分がいるイメージもなかったです。ちなみに、そのとき一緒にアシスタントについていたのが、現OCEAN TOKYO Harajukuの店長、島崎力斗。別の場所でまた一緒に働くとは想像もしていませんでしたね。

 

 

その後、高木は退職し、OCEAN TOKYOを立ち上げました。僕はまだ同じ場所で1年ほど働いて、アシスタントのリーダーを任されていたのですが、高木のチームにいたころのような刺激を感じられず、自分の将来に不安を感じていました。

 

 

>後編につづく ※2019年5月2日公開予定

 

 

プロフィール
OCEAN TOKYO
店長/雨宮雄三(あめみやゆうぞう)さん

茨城県出身。ベルエポック美容専門学校卒業。都内有名店1店舗を経て、OCEAN TOKYOに入社。半年でスタイリストデビューを果たし、2016年9月にはOCEAN TOKYO本店の副店長、2017年7月にOCEAN TOKYO本店の店長に就任。お客様の『なりたい自分』へのプロデュースを得意とし、トレンドと好感度をミックスした人気スタイルを生み出すOCEAN TOKYOのトレンドメーカー。

 

(取材/外山 武史・撮影/菊池 麻美)

 

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