不器用な男が歴代No.1のデビュー月売上・客数を記録できたわけ−ABBEY川原大地さん−

美容専門学校でABBEY代表と出会う

 

 

絶対に中途半端にしたくないと思っていたので、専門学校時代は真剣に学ぶのはもちろん、委員会活動でリーダーをするなど、高いモチベーションをもってすごしていました。おしゃれで志が高い仲間が近くにいた影響も大きかったです。その当時の仲間は青山や表参道の有名店に行くと決めていたし、その目標をかなえて今も有名店で活躍しています。一方の僕は、学生時代に東京のサロン事情に詳しくありませんでした。

 

そんな中で、ABBEYを選んだのは代表の松永が専門学校のセミナーにきたことがきっかけ。東京でバリバリ活躍しているのに、すごく気さくで謙虚で、その人柄に惹かれたんです。同じく九州出身ということで親近感もわきました。だから、僕は就職活動のときにABBEYしか受けていないんですよ。

 

 

ABBEYに入ったころは、ぜんぜんファッションブランドのことも知らないし、器用でもないし、失敗の多いアシスタントだったと思います。ただし、野球部で鍛えられたこともあって、朝早くから夜遅くまで忙しく働いたり、練習したりしても体力的にはまったく平気でした。美容師の仕事に人生をかけるつもりだったので、できないことは人の3倍やると決めて取り組んでいましたね。

 

デビュー月に売上・客数の記録をつくることができた理由

 

 

スタイリストデビューするまでに4年10ヶ月かかりました。デビュー初月の売上げは154万円。デビュー初月の売上げと客数の新記録を打ち立てることができました。この記録は今も破られていません。もちろん、長い美容師人生を考えれば、初月がすべてではないと思っています。でも、田舎から出てきて、気持ちひとつで頑張ってきた自分が、そこで初めて、自分がやってきたことに胸を張ることができたんです。

 

売上げをつくるために僕が何をしたかというと、特別なことはひとつもしていません。ひたすらモデルさんを集めたり、飲みの場やコミュニティに足を運んで人脈を広げたり、コツコツと人と会って話すことをしていただけ。ただし、そこではいきなり「美容師しているので髪を切りにきてください」とお願いするのではなく、まず相手の話を聞くことを心がけていました。

 

友達になりたいと思い、相手のいいところを見つけて好きになる。そして、相手に何か求めるのではなく、たとえばヘアケアの悩みを聞いたり、相手が話したい話を聞くなど、まず自分ができることをする。…デビュー月にたくさんのお客さまに恵まれた理由は、そこだと思います。

 

>心に刻まれている恩師からの言葉

 

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