【遠井春彦】SNSで月間新規200人獲得!縮毛矯正&ボブの神「はるはる」を直撃。プレイヤーからNOA代表を経てTia. 代表までのキャリア実録

 

離れたからこそわかる、「ZACC」が突き詰めた美容の本質

 

「ZACC」に6年勤めたのち、先輩の誘いで「L.O.Gグループ」へ。本当にいろんな美容師がいたし、「ZACC」時代とは違う技術をたくさん学べたことで、美容師としての視野がめちゃめちゃ広がりました。僕がトップを務める新店「NOA」も出してもらい、それまではスタイリストの経験しかありませんでしたが、スタッフの教育や店舗運営の経験を積むこともできたんです。

 

普通だったらありえないくらいのありがたい話だったんですけれど、やるなら自分でリスクを負って、イチからやりたいという気持ちが強くなったんですよね。もともと出店したビルが2年で取り壊しになるという話もあり、いずれ退店することになるので1年と少しで辞めて、今度は自分たちでサロンを立ち上げることにしました。それが「Tia. 表参道 青山」です。

 

 

僕と共同代表の大和が二人とも縮毛矯正を打ち出しているから、髪質改善特化型サロンのように見られているかもしれないけれど、僕たちはそのつもりはありません。大切にしてるのは再現性なんですよ。

 

先ほども新規が200名という話もしましたが、集客は大事なんだけれど、もっと大事なのはリピート率だと思っていて。そのためには、お家での扱いやすさや再現性がマスト。これは、「ZACC」のコンセプトと同じなんですよね。

 

「ZACC」を離れたからこそ「通い続けることで髪がきれいになるアプローチ」や「再現性にこだわる姿勢」の素晴らしさを実感しています。

 

 

 

学生にSNSフォロワー数を求める風潮にNO!

 

ウチはSNSが強いサロンですし、共同代表の大和はフォロワー5万人以上、僕もフォロワー数は10万人以上います。だからといって、アシスタントやこれから入る子たちを、SNSのフォロワー数で評価することはないです。

 

 

聞く話によると、これから就職活動しようとしている子たちが、フォロワー数を増やすためにTikTokを頑張ったりしてるのだとか。でも、それっておかしくないか?って思っていて。大事なのはそこだけじゃないですから。

 

フォロワー数を増やしたり、集客したりするのも大事だけれど、ウチにきたら全部教えてあげられます。SNSは美容師として売れるための一部分でしかないです。

 

それより、美容専門学校時代にいっぱいサロンを見るとか、自分の好きな技術を極めるとか、学生時代にしかできないことに時間をつかってほしいですね。

 

 

Tia. 表参道 青山

代表

遠井春彦(トオイハルヒコ)

 

埼玉県出身。資生堂美容技術専門学校卒業後、「ZACC」入社。約6年勤務したのち、L.O.Gグループへ。代表を務めるNOAでサロン運営を学んだのち、2022年6月にTia. 表参道 青山をオープン。年間5000人以上の縮毛矯正。SNSで話題の【地毛風ストレート】の生みの親。

Instagram:hrhk__hrhk

 

(文/外山武史 photo/宮崎洋)

 

  ライフマガジンの記事をもっと見る >> 

  re-quest/QJ navi DAILY  Instagram

  re-quest/QJ YouTube

  旬の美容師求人はこちら

 

 

 

 

Related Contents 関連コンテンツ

Guidance 転職ガイド

Ranking ランキング