「バカ美容師でもわかる!」と挑発的にカラー技術を披露するTETE筒井隆由 本人に直撃取材したら超破天荒な経歴の持ち主だった
身の丈に合わない仕事が増えて怖くなり、日本に逃げた
そんなこんなで中国にいる間はどんどん年収が上がっていたのですが、一方でどんどん身の丈に合わない仕事が増えて怖くなったんですよね。それに、僕よりも繊細な仕事をする中国人美容師をたくさん知っていたので、その人たちに申し訳ないという気持ちもありました。だから僕は日本に逃げたんです。
最初は、日本にいては勝てない気がして海外に逃げた僕でしたが、海外で磨き続けた技術があったから、「今なら勝てる」という自信もあったんですよね。特にカラーについては自信がありました。
というのも、僕はセミナー講師の仕事で、いろんな国に行きましたが、訪問先によって使えるカラー剤が限られているんですよ。僕が普段使っているものを持っていっても「ウチじゃそれ使えないから無理」と思われてしまう。日本の8トーンが、海外の4トーンだったりするから、カラー剤の色の基準も全然違うんですよね。同じメーカーですら、売る場所によって異なります。
どんなメーカーの薬剤であっても、カラーレシピを教えられる
僕はカラーの講習では、現場にあるカラー剤だけを使って、色を出してきたんですよ。正直、ドンピシャの色を出せるとは限らないけれど、ニアピンには達していると思っています。そんな背景があるので、自分の強みをInstagramやTikTokで発信したいと思いカラーの投稿を本格的にスタートしました。
僕の投稿が他の人と違うのは、メーカーを限定することなく、カラーレシピが作れることです。なので、コメントには「ロレアルでつくる場合の配合を教えてください」とか100件くらい届くんですね。それに一つひとつ答えていく。「ロレアルとアリミノの場合は?」とか、いろんな組み合わせのパターンがあるので、それこそ無限に質問が飛んできます。
でも、同じような質問も多いです。なので、まずTikTokに投稿してからInstagramに投稿するようにしています。TikTokのコメントはコピーできるので、Instagramで同じ質問がきたときは回答をコピーしてお返事するという感じですね。めちゃくちゃコメントが多いので、夜中までお返事することもあります。