大阪発!フリーランス笹川照樹が目指す「マンツーマンで売上1000万」への挑戦とキャリアの再考
27歳、月売上50万の時代にフリーランスの道へ
2019年2月にシェアサロン『EMANON』が梅田にできて、フリーランスという新しい働き方にすごく興味が湧いたんですね。最先端のトレンドスタイルを作りたいという気持ちも自分の中でくすぶっていたので、梅田にもう一度出て挑戦したいと。それでオーナーに相談したら、「既存のお客さまを全員引っ張っていけ。失敗したら戻っておいで」と言ってくださったんですよ。ひとまず1年間は頑張ってみようという気持ちで退社し、その年の7月からフリーランスをスタートさせました。
お客さまを全員引っ張ってきて、初月売上は40万でした。アクセスが遠くなってしまったのでリターンが少しずつ減り、売上は30万円まで下がりましたね。4日間予約が入らないこともあり、キャンペーンを打ってみたり、新しいスタイルを作るなどして過ごしていたんですけど、なかなか現実が変わらなくて。これはヤバいな、どうしようと思ったときに、ちょうどオンラインで学べる機会があることを知って。そこで東京で活躍中の人気美容師、RYUSEIさんのSNS戦略の講座を受講して、学んだ通りに実践したら、翌月にインスタが見事にバズって。フォロワー数が一気に1万人まで伸びました。そこから風向きが変わり、その年の年末は売上が120万までアップしたんです。
ただ数字が伸びたことはすごく嬉しかったんですけど、技術はまだまだでした。縮毛矯正の髪にカラーをして色が沈んでしまい、直してほしいと言われたり、そういう小さなクレームがあって。もっと学んでカラー理論を習得しないといけないなと思って、セミナーに行ったり、オンラインサロンで学びながら、毎日の施術に落とし込んでいったんです。
「ブリーチなしカラー」というワードを打ち出し始めたのは、高アルカリを利用したブリーチなしのデザインカラーをしている人がいなかったので、ひょっとして売れるかな?っていう軽いノリで始めたんですよ。いざやってみたら、すごく反響がよくて。綺麗な髪質を保ちつつ、おしゃれなデザインカラーをしたいという方が想像以上に多くて、想像以上に受けがよかったですね。ヘアケアを重視される方たちなので、トリートメントもご提案していくと、お客さまの大半がカラーやカットにトリートメントをプラスされるようになりました。それによって単価が上がり始め、今は3万超えになっています。