【天才美容師カニ】本気なのか?冗談なのか?普通の技術を極めた男が放つ、99.9%の美容師に伝えたい教育とは?

 

天才美容師。その強烈な肩書きと、芸人さながらのリアクションとトークスキル、そして技術解説は極めて理論的。今回、インタビューしたカニさんは、美容技術の動画コンテンツを発信するYouTuberであり、オンラインサロン主宰、サロンオーナーとしての顔を持っています。「無名な僕が発信していくにあたって、インパクトのある名前がほしくて。僕が天才かどうかは、見ている人のご判断にお任せします(笑)」とカニさんは言います。自分の考えを真っ直ぐに、嘘偽りなく答えてくれたカニさんの言葉から、今後の美容業界に必要とされる教育機関のあり方が見えてきました。

 


 

出店直後に緊急事態宣言発令。100万の支払い、どうする?

 

自分のサロンをオープンしたのは2020年1月のことです。サロン名は「OMOCHA」(オモチャ)。こんなふざけた名前にしたのは、サロンワークや、YouTubeの動画配信や、オンラインサロンや、いろんな要素を詰め込んだ場にしたかったから。店内スペースの一部には動画撮影できるスペースを作っています。僕自身、独立するつもりはなかったんですが、YouTubeをやるためだけに独立する道をとりました。

 

前職のサロンで「YouTubeをやりたい」と言ったら、「せっかくの技術を無料で出すなんて、けしからん!」って言われちゃって。僕としては、YouTubeを発信手段として活用すれば、サロンの宣伝にもなるし、人材が流れてくる可能性もあると何度も説得したんですが無駄だったみたいで。ならばサロンを辞めて、一人でやっていくしかないと思って独立に至りました。

 

 

サロンの立地については正直なところ、どこでもよかったんです。結果的には前職の先輩が僕の出店についてきてくれる形になって、先輩と僕がアクセスしやすい場所ということで、東武東上線の大山になりました。どこに出店しても、YouTubeやSNSの発信が上手くいけば、集客は見込めるだろうという確信があったんですよね。でも出店直後、緊急事態宣言が出てしまって。しかもここの家賃などの支払いが100万ある。でも貯金はない。どうしようと焦りました。なんとかサロンワークを続けて、無理やり売り上げました。

 

>地域密着サロンに10年在籍。普通の技術を極める

 

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