史上初の兄弟対談! 受験不合格、就活失敗…いくつもの挫折と覚悟が、二人を強くした! -OCEAN TOKYO 高木琢也・陽介 兄弟ヒストリー-【前編】
兄、親、先生。大反対をされても「やりたい」が勝った美容師の道
-優等生だった陽介さんは、なぜ美容師を?
陽介:高2のときに「本当にやりたいことって何だろう?」と進路を真剣に考えたんです。その当時はオシャレに興味を持ち始めていたころで。雑誌を読みあさっていて、スナップでよく美容師さんが載ってて「かっこいいな」と思って。
琢也:オレンジレンジ聞き始めたくらいから、ファッションに興味持っている感じはあったよね。
陽介:うわ、なつかしい(笑)。あと、美容師である母の影響もあったかなと。小学校帰りに母の美容室に寄って仕事を間近で見ていて、どこかで「いい仕事だな」と感じていました。
-美容師になりたいと言い出したとき、琢也さんはどんな思いでしたか?
琢也:怒ってたと思う。僕はすでに美容師として働いていて「なんて厳しい世界に入ってしまったんだ」と打ちのめされていただけに、弟には別の道を…という思いがあったんです。大反対しましたね。月に一度、父が仕事で東京に出てくるタイミングで飯行くんですけど、そのとき口酸っぱく伝えていたことがあって。
「陽介には俺みたいな失敗のレールを走らせてはだめだ」って。陽介の性格的にも美容師に向いてないって思っていたし。
陽介:極度の人見知りで恥ずかしがりやなんです。兄や両親を含めほぼ全員反対でしたね。
琢也:「陽介は大学で経営を学んで、いつか経営者と美容師として兄弟でお店開けたらいいな」と父とは話していて。なのに、美容師になりたいと聞いて…衝撃が走りました。
-それでも陽介さんは美容の道へ進まれたんですね。
陽介:「どうしてもやりたい!」って気持ちが勝ちました。そんな思いに駆られたのは初めてだったかもしれません。ずっと安パイな道を選んでばかりの人生でしたから。反対されても、挑戦しようと押し通しました。
>「やりたいことをやりたいようにやれ」。兄弟で起こした就活逆転劇