史上初の兄弟対談! 受験不合格、就活失敗…いくつもの挫折と覚悟が、二人を強くした!  -OCEAN TOKYO 高木琢也・陽介 兄弟ヒストリー-【前編】

15年以上経った今、初告白。弟を想って動いた、兄の戦い。

 

 

陽介:兄貴が中学に入学したくらいから、会話がめっきり減りましたよね。

 

琢也:僕がサッカーにのめり込んでからは、部活中心の毎日だったからね。ただ、あれだけは見逃せなかった、陽介の通学スタイル。花粉症がひどいから、対策用のゴーグルとマスクとヘルメットかぶってフル装備で(笑)。「ダッセー!」ってつっこんでた。

 

陽介:千葉の田舎に住んでいたので、山をひとつ半も越えないといけないんすよ。しかも杉の木の山をひとつ半! リアルに黄色い花粉がみえて、地獄でした…。

 

-それは、きつかったですね(笑)

 

琢也:そういや、陽介さ。僕が入りたかった第一志望の高校、受験したいってなったじゃん? そのとき担任から止められたでしょ?

 

陽介:そうですね。中2の三者面談のときだったかな。

「お兄さんは落ちているし、陽介くんは受けないほうがいいと思う」って。

 

 

琢也:それ、母から聞いてさ。ムカついて、実は一人で中学行ったの。直談判しに。

 

陽介:え!?!? 

 

琢也: 「俺の人生と陽介の人生はちがう。一緒にしないでほしい。俺は落ちたけど、弟は受かるために必死です。一生懸命勉強していますから」って担任の先生に伝えにいきました。少年だったから少し怒りながら。

 

陽介:いま、知りました…。

 

琢也「兄ちゃんぽいことしたな」って記憶にあるのはそれがはじめてかも。で、見事受かったんだよな。

 

陽介:はい。4つ歳が離れているし、何をしても兄に勝てなくて。「僕だってできる!」と証明できる何かがほしかったんです。だから、落ちた高校を受かったらすごいかなって考えていたし、家族も喜ぶかなと。死に物狂いで勉強しましたね。

 

琢也:受かったときは、マジでビビった! 「さすが弟! さすが児童会長なるだけあるわ!」って。ほんと、嬉しかったんだよ。

 

陽介:高校では、国公立大学をめざす特進クラスに入って、兄が落ちた公務員になろうと思って、勉強は続けていました。

 

>大反対をされても「やりたい」が勝った美容師の道

 

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