カットの匠・kazu初登場!理容師から転身、地域密着型サロンでJHAに挑む。高円寺『SYUK』が掲げる”生涯パートナーサロン”計画

 

年360万を作品作りに使い、自分のスタイルを確立

 

 

——上田さんの甥っ子さんだったとは! それはまたすごいお話です(笑)。上田塾を通して、作品作りは変わってきましたか? 

 

変わりましたね。クリエーションに力を入れようと思って、毎月2作品をしっかり作り続けることを1年やったんです。年間で24本。同じテーマでやるんですけど、1回撮影するのに15万かかるので、頑張って売上を上げてそこに注ぎ込みました。その1年間を経て、ふと気づいたらあまり考えなくてもスタイルができあがるようになって。「KAZUっぽいね」と言われる作品が作れるようになり、これを煮詰めていこうと思っていたときにJHAの大賞部門に引っかかったんです。それが準グランプリを獲得した作品なんです。産みの苦しみもなく、自然にスッと湧き上がってできあがったことに対して、自分の中でも手応えを感じていました。

 

ちょうど内田聡一郎さん(LECO代表)がグランプリを受賞された年で、ずっと憧れていた方が目の前で感極まっている姿を見たときに、「あと一歩、自分はなぜできなかった?」と悔しくなっちゃって。それでまた火がついたんですけど、そこから納得するものが作れず、今に至っています(笑)。

 

 

 

——準グランプリでもすごいことですが、作れなくなったというのは、受賞したあとに何か心境の変化があったのでしょうか。

 

そうですね。以前は「賞を取りたい」とか、「家族のために」とか、そういうところに軸を合わせていましたけど、何かに合わせるというよりは自分の中から湧き出るものの方が重要かなと思うようになりました。なので、焦らなくなりましたね。ただ、やり続けてさえいればいいと。人から評価されることが目的じゃなくて、自分が納得して打ち出していくほうが大切なので、できない時間も噛み締めながらやっている感じです。

 

 

 

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