あの名店のスタイリストデビューの基準を探れ! Vol.2 BEAUTRIUM皆川菊雄さん明かす“1人前の美容師の条件”

細かく指導することでスタイリストの技術のアップを図る

 

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-ウィッグでパーマを終えたあとは、何をしますか?

 

次は人頭のパーマです。その際のチェックは、まずイメージする写真を見せて、『こういう風なスタイルにしたいから、こういう薬剤を使って、こういう風に巻きました』ということをプレゼンして、巻き終わり、流し終わり、仕上がりをチェックしていきます。人頭のパーマと並行して、ウィッグのカットも始めます。ウィッグのカットは、ワンレンだったり、前下がり、前上がり、グラデーションをカットしていきます。ウィッグはとくにテストはないので、練習会で流れを見ながら、人頭に移行していきます。

 

-合格のテストはどのように行うのでしょうか? モデルを何名くらいカットすればテストを受けられるというような目安はありますか?

 

うちは、人数をどれだけやればいいという目安はないんですよ。人それぞれで器用さとか、早さとかは違うので。人頭をカットしている全店舗のアシスタントが集まる勉強会が月に1度あるのですが、その際に、スタイリストが話し合って、『あのアシスタントは、そろそろチェックを受けてもいいじゃないか』という話になったら、まず店内チェックを受けられます。それに合格したら、今度は全店舗の店長以上のスタッフの前でモデルカットをします。

 

-カットテストは、お店ごとのチェックと全店舗の店長以上の前でのチェックと2つクリアしないといけないんですね。店内チェックで落ちることもあるのでしょうか?

 

もちろん、あります。落ちることがあるというよりも、お店のチェックの方が厳しいんじゃないですかね。やっぱり、お店で合格したのに、全店舗のチェックでは『まだまだ』では、全店チェックを受けさせた先輩も本人も恥をかきますからね。

 

-BEAUTRIUMの教育プログラムの長所はどういうところでしょうか?

 

細かく見ているってことですね。カットにしても、白髪染め、マニキュアなど、それぞれでチェックがあり、細かく指導しているので技術のクオリティが上がるところだと思います。あとは、教える先輩も、『ムダな時間をかけさせないようにしよう』『早く引き上げてあげよう』という気持ちで、濃く、熱心に指導しているっていう自負もあります。

 

>デビュー後の待遇

 

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