転職して2度目のアシスタント生活は、将来への最高の投資
アシスタント志願していなければ、今の自分はない
転職後は自ら志願してアシスタントから再スタート。スタイリストとして働くと、なかなか他の人の技術や接客を見ることができないからです。
前のサロンと仕事の仕方が違うことは分かっていましたし、今の会社のスタイリスト全員が個性的で、輝いて見えました。だから彼らの技を間近で見て学びたいと思ったんですね。もちろん、アシスタントに戻れば収入は減るけれど「将来のための投資になる」という確信がありました。
アシスタント時代にそばで見させてもらった代表の仕事ぶりには、特に大きな影響を受けています。人の何倍もお客さまを抱えているときも、カウンセリングをはじめ、一つひとつの技術が懇切丁寧で、とても急いでいるようには見えなかったんですね。これは絶対に自分も見習うべきだと思ったし、ほかにもたくさんの気づきがありました。
僕にとってアシスタント生活は、とてつもなく大きな財産。スタイリストで入っていたら、今の自分はいないかもしれないですね。
◆転職活動中の美容師へメッセージ◆
サロンを辞める前に「この転職は攻めなのか守りなのか」と自問自答してください。逃げるのは簡単ですがきっと後悔することになります。成長する自分をきちんとイメージできるようになってから転職してほしいですね。
- プロフィール
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DAMIA by LuLu
店長/金子 順一(かねこ じゅんいち)
1982年1月16日生まれ。東京文化美容専門学校卒業。
全国展開している大手美容室を経て、LuLu by U-REALMに入社。系列店「DAMIA」の立ち上げに参加し、現在は店長を任されている。サロンワークでは、お客さま一人ひとりへのきめの細かなカウンセリングを強みとしており、雑誌や業界誌での掲載も多数。「オトナかわいい系」のスタイルに定評がある。
(取材・文/外山 武史 撮影/菊池 麻美)
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