超有名美容室のスタイリストが、肩書を捨てて手に入れたモノ
誰もが知る超有名店で早期スタイリストデビューを果たし、はた目から見れば順風満帆な美容師ライフを送っていた春木政徳(はるきまさのり)さん。多くの美容師がうらやむ華々しい肩書きを捨て、あえて新しい環境に飛び込んだ理由とは?
2年後、3年後の僕は、一体どうなっているのだろう?
アシスタント時代は終電まで練習するのは当たり前。早朝に撮影が入ることもザラだし、休日にもヘアショーやコンテストの準備をしたりしていたので、ずっとバタバタしていて、自分の時間は皆無でしたね。
自分のことを考える余裕が生まれたのは、スタイリストになってから。でも、2年後、3年後の自分の姿が全く想像できなかったんです。
一方で、サロンのブランドに頼らず自分の力で仕事を取ってくるなど、矛盾するようですが、デビュー1年で美容師としての自信はつきつつありました。
転職が具体性を帯びてきたのは、前の店舗が統合されてから。このタイミングで常にひとつ上の数字やポストを目指しながら働ける環境に移ってみようと思ったんです。
そんな流れで退職したわけですが、前のサロンは技術にしても人間面にしても、どこにも負けない超一流のモノを授けてくれる環境だったなぁと感じています。
外に出てみて、勤めていたサロンの良さを実感しました。
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