就活で有名店を受けて全滅…FILMSでようやく“なりたい自分”に近づいた -美容師ステップアップ―

いつか憧れの存在を超えたい

 

 

スタイリストデビューしてから、なかなかお客さまがつかず苦労したこともあります。せっかくお客さまに入らせていただいても、リピートが少なくて悔しい想いもしました。今振り返るとすべて未熟すぎたんだと思います。技術も、接客も、考え方にも甘えがありました。それでも少しずつ指名が増えて、忙しくなった時期もありましたが、今度は自分のキャパ不足で失客してまったことも…。

 

そこから代表たちのサロンワークを手本にして、自分なりにかみ砕いて、少しずつ改善していきました。忙しくないときにはできていた丁寧な接客をムラなくすることを意識してから、随分と変わった気がします。

 

 

今はデビューしてから1年と数カ月です。売上はデビュー当時と5倍くらい違います。サロンにも貢献できるようになりつつありますが、今に至るまでにたくさんの新規のお客さまに入らせてもらったので、まだまだ恩返しできていないと思っています。それと同時に、FILMSの軸になるような存在を目指していきたい。そして、いつか尊敬する若林を超えることが今の僕の目標です。

 

◆転職活動中の美容師へメッセージ◆

 

 

転職活動をする前に、自分がなりたい将来の美容師像や、ビジョンを明確にすることが先だと思います。その上で、サロン探しをすることをすすめたいです。そうでないと、いつまでたっても理想の美容師像に近づくことができないからです。目先のことだけではなく、長い目で見て考えてください。

 

プロフィール
FILMS
デザイナー・カラースペシャリスト/池田 翔(イケダショウ)

神奈川県出身。町田美容専門学校卒業後、都内2店舗と面貸しサロンを経てFILMSに、オープニング入社。ナチュラルなショートスタイルやシンプルなハイライトデザイン、抜け感、透明感重視のグレージュを売りにしている人気デザイナーとして活躍。

 

(取材・文/外山  武史  撮影/菊池 麻美)

 

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