派遣美容師を経て人気店へ! スタイルブックが叶えてくれたCANAANへの転職
スタイリスト昇格後の「伸び悩み」を克服!充実した日々
スタイリストになってからも、自分が思い描いていたようにはいかなくて、作品撮りしたスタイルがヒットしなかったり、売上が伸び悩んだりしていました。それが大きく変わるきっかけになったのは、長崎さんのカット指導です。
私が直接教わるのではなく、アシスタントに長崎さんが指導するのですが、教えている様子を近くで見ることで、これまで見落としていた技術のポイントを学ぶことができました。売れる美容師には、高い技術と人間の器がある…カットレッスン中に、長崎さんの人生観や、接客の上で意識していることなどの話を聞き、サロンワークを含む日々の暮らし方を振り返るきっかけになりました。
そして、学んだことを翌日のサロンワークで実践。それを繰り返すうちに売上も安定し始めたのです。今は得意な外国人風のハイライトカラーとくせ毛風パーマを打ち出して、多くのお客さまから支持していただいています。
とてもありがたいことに、私は転職したおかげで、やりたいスタイルができて、それがお客さまに受け入れられて、今とても幸せです。これから転職する人にはぜひ、撮影でもなんでもよいので、やりたいことを明確にして、妥協することなくやりたいことが実践できるサロンを探してほしいと思います。
◆転職活動中の美容師へメッセージ◆
中途採用の場合は、新卒採用と違って即戦力につながるかどうか見られます。そのときに、即戦力になり得るかどうかの判断材料であり、自分の価値を証明するものがスタイルブックです。これがあるのとないのとだと、見え方が全然違うと思うので、今転職活動中の人はスタイルブックを用意したほうがいいと思います。ちなみに、CANAANは新卒採用でもスタイルブックの持参が必須です。今は自分で手軽に撮影できる時代ですから、マストアイテムと言えるかもしれませんね。
- プロフィール
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CANAAN DESIGNER
山本 麻美(ヤマモト マミ)
群馬県出身。たかの友梨美容専門学校(旧アーデン山中ビューティーアカデミー)卒業。都内有名店でアシスタント経験を積むも、体調不良のために退職。約1年半の間、派遣美容師やカフェアルバイトの合間に自分の作品をつくり、それをスタイルブックにまとめる。そのスタイルブックのクオリティが、CANAAN のオーナー長崎氏に認められて入社。現在は入社5年目、トップデザイナーを目指して奮闘中。サロンワークをはじめ、雑誌やWEB媒体、SNSで定期的に作品を発表している。
(取材・文/外山 武史 撮影/菊池 麻美)
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