5年半のアシスタントを経て転職1年半で一気に店長へ
転職後1年半で店長に抜擢された理由
転職先のサロンでスタイリストデビューの最終試験を受けているころ、元々同じところで働いていたALIVE代表の西川から一緒に働かない? と誘われました。
直感ですが、ALIVEで頑張ったほうが一気にブレイクできそうな気がして、二度目の転職に踏み切ったんです。
代表の西川は一度立てた目標は死んでも達成するストイックな人。グングン上がっていく売上目標をクリアしていたし、クリエイティブ面でも独特の感性を発揮していて、昔から尊敬していました。だから西川と一緒なら成長できるという確信もあったんですよね。
ALIVEでは最初からスタイリストとしてやらせてもらっています。ハイライトとグラデーションカラーで人気のサロンなので、新規のお客さまもたくさんいる状態でスタートできたのはありがたかったですね。技術・接客ともに、スタイリストとしてやれるだけの力があると思っていたので、僕にとって5年半のアシスタント生活はホント長かった。スタイリストになって、文字通り水を得た魚のように働いて、今に至ります。
そして、2015年10月1日、原宿店がオープン。店長を任されたのは僕でした。入社してから1年半の僕がなぜ店長を任されたのか。最初のサロンで習った教えを忠実に守り、全ての仕事を流さないで、気持ちを込めてやってきたからだと思います。
サロンワークに加えて、店長業務をこなすのは簡単ではないです。個性豊かなスタッフをまとめるのも難しい。だけど、僕はそれを大変だとは思わないです。むしろ、どうしたらもっとうまくチームワークを発揮できるんだろう、サロンが発展するんだろうと考えて、アクションを起こすのが楽しくて仕方がないですね。
◆転職活動中の美容師へメッセージ◆
転職する前に行った先で何をしたいのかをはっきりさせた方がいいと思います。前の職場が嫌で辞める人は、同じことの繰り返してしまうのではないでしょうか。「ヘアメイクをやりたい」でも「店長になりたい」でもいいと思いますが、本気でやりたいことができる環境に入れば、仕事に取り組む姿勢も変わってくるはず。なのでぜひ、自分が何をしたいのか、どこでそれを叶えられるのか、じっくり考えてみてください。
- プロフィール
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ALIVE harajuku
表参道店 店長/大石 啓慈
北海道出身。北海道美容専門学校卒業。都内有名店を2店舗経由してALIVEに入社。即スタイリストデビューし、わずか1年半で原宿店の店長に。全国ヘアカタランキング人気上位常連。外部セミナー講師としても活躍。
(取材・文/外山 武史 撮影/菊池 麻美)
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