よくばりな検索ワードが、運命のサロンに導いてくれた
オシャレで扱いやすいだけでなく、持ちもいい。そんなヘアスタイルが好評で、多くのリピーターを獲得している渋谷の気鋭サロンDECO。そんな人気店に1年前に転職し、のびのびと活躍しているのが佐藤友香(さとうゆか)さんです。今回は笑顔がキュートな彼女の転職ストーリーをご紹介します。
「1年生集合!」厳しく温かかった先輩の指導
高校時代は吹奏楽部でテナーサックスを担当していて、ミュージシャンになりたいと思っていました。何年か上の先輩にもプロとして活躍している人がいましたし、私自身、そのライブにも出させていただいたこともあります。なので、ある音源のクレジットには私の名前も入っているんですよ。
でも、「手に職を持っていたほうがいいよ」という周囲の勧めもあって美容師を目指すことに。振り返れば、友達が初デートのときヘアメイクをしたり、前髪を切ってあげたりしたことがありましたし、髪をいじることは好きだったんですよね。それに、1日中お客さまと話せるなんて素敵な仕事だなって思っていたんですよ。
就職する前に、美容師の実情を知るために美容室でアルバイトをしたこともあります。そこで働く先輩は年齢を重ねるばかりで、なかなかデビューできずに悩んでいました。教えてくれる人もそれほど熱心ではないようでしたし…。そんな様子を見て、私はスタッフがたくさんいる大型店で働くことを決意しました。
最初に入ったお店は都内にある大型店。自ら希望したサロンだったのですが、実際働いてみる想像と違うところがたくさんあったんです。たとえば、デニム、スニーカー禁止などの服装規定。「美容師の自由でキラキラしたイメージと違う!」って思っていましたね。
先輩の指導も熱心で、仕事終わりに「1年生集まってください!」と呼び出されることもしばしば。毎日のように叱られていましたけれど、「先輩のみなさんは、私たち後輩を育てるために、一生懸命だったんだろうなぁ」と今では感謝しています。
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