「不器用な人生だね」と言われた元理容師の転職物語

 

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人気サロンapishの次代をになう存在として、一般誌や業界誌での露出を増やしている岡田晃忠(おかだあきのり)さん。かつて理容師やバーテンダーをしていたという「苦労人」の顔も持つ彼に、転職ストーリーを語ってもらいました。

 


 

 

進路決定の直後に「…僕は理容師じゃない!」と気づく

 

 

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高校3年生の夏休みに専門学校の体験入学に参加して、理容科の先生の熱い人柄に惹かれたんです。それで理容科に進むと決めたのですが、僕はもともとファッションに興味があったし、撮影や作品撮りもしたかったんですよね。

すぐに「あれ…俺がやりたいのは理容師じゃないじゃん!」と気づいてしまって(笑)。

あわてて通信教育で美容師資格の取得を目指すことに。

 

専門学校に入学後、昼間は理容科、夜はバイトと美容師免許の勉強という毎日がスタートしました。

卒業後は理容室に就職。忙しいお店でしたが、勉強時間をなんとか捻出しながら美容師試験を目指しました。そして免許取得のタイミングで理容室を退社。その後が大変でした。

 

原宿・表参道・青山エリアの有名店をかたっぱしから受けて、落ちまくったんです。

募集しているかどうかに関係なく、電話をかけてお願いしたり、履歴書を一方的に送りつけたり、かなり強引な転職活動をしていました(笑)。でも1年で理容師を辞めた人間を雇うサロンはなくて、「人生は甘くない」と痛感しましたね。

 

やりたい仕事に付けず迷走していたころは、引っ越しや飲食、土木系の仕事など12,3種類の仕事をやっていました。さまざまな職場をまわって学んだのは、「好きな仕事に就ける“可能性があること”のありがたさ」。例えば、40代、50代でリストラされてやむなくアルバイトしている方は、その状態から好きな仕事につくのは簡単なことではないんですよ。本当に多種多様な「人生模様」をみて、人生観が変わりました。

 

>人生に無駄なことは一つもない

 

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