美容師の離職率は高い? ならば辞めたいと言い出したスタッフへの対処法は?

ThinkstockPhotos-483674643

 

長時間勤務とハードな肉体労働、それに、場合によっては長い下積み時代を経験することが必要とされるため、どうしても離職率が高くなってしまう美容師という職業。とはいえせっかく何年も時間をかけて育てたのに、「はい、さよなら」では、マネジメント層の先輩美容師としては悲しい限りです。

 

この問題を解決するには、辞めようとしているスタッフをいかに説得するか、またそもそも「辞めたい」と思わせないためにはどうマネジメントすべきかが大切。そのためにおさえておきたいポイントをまとめました。

 


 

意欲的に働ける環境づくりに必要なこと

 

長時間労働で、体力的にもハードな美容師の仕事。では、そもそもスタッフが意欲的になれる職場にするためのポイントとは? 大事なことは大きく2つです。ひとつはしっかり計測できる目標を課すこと。もうひとつは、自分たちの仕事がどこに向かっているのか、サロンや会社の目標がどのようなものなのか、日ごろからスタッフ全員で共有しておくことです。

 

ひとつ目については、日々の売り上げが分かりやすい例。まずは、スタッフ全員で成功体験をつくることが大切なポイントです。例えば、1日の平均の売り上げが約20万円として、それに対しまずはこれを21万円にすることを目標にしたら、そのためにどうすればいいでしょうか? この課題について、全スタッフが自分で考え、それをしっかりと遂行する。

 

その結果、効果が出れば全員で共有しましょう。よかったところをお互いに褒め合い、成功体験を毎日積み重ねることで、スタッフにも今までとは違う目標に向かって努力する楽しみが生まれます。

 

ThinkstockPhotos-180938741

 

2つ目については、どんな組織でも言えること。ルーティーンワークが多くなり、長時間労働になる美容師業界。その中でも、自分たちの組織が何をつくろうとしているのか、その考え方が全スタッフに浸透していると、自然とモチベーションが上がります。

 

例えば、「ただ毎日お客さまのシャンプーをして、髪のお手入れをしているだけ」と考えている人と「毎日お客さまに家や職場では味わうことのできない最高の空間を提供している」と考える人ではモチベーションの差は歴然としていますよね。これについては、マネジメント層が自ら何度も繰り返し発信していくしか方法はありません。そのためにはまず自分が理想とするサロンは何なのか、日頃から整理して考えておく必要があります。

 

>モチベーションを取り戻すためには何が必要!?

 

Related Contents 関連コンテンツ

Guidance 転職ガイド

Ranking ランキング