【薫森正義】新天地・京都で顧客ゼロからのスタート。SNS活用術も個性的！言葉と余韻で没入感を意識した投稿がファンを掴む
ネガティブは、受け入れれば武器になる
――小さい頃は、どんな子供だったんですか？
やばい子でしたよ（笑）。自信がなくて、人の目をめちゃ気にするタイプだったんです。髪型が決まらないと学校に行けなくて。でも経験を積み重ねるにつれて自信がつきました。
あの経験があったからこそ今があるわけで、ネガティブなことはポジティブに変わった瞬間、いいことになるんですよね。例えば、もともと肌がきれいな人は肌のことなんて気にしないけれど、肌荒れで悩む人はあれこれ研究して仕事に繋がる人もいますよね。そう考えると、ネガティブは武器ですよ。ネガティブな人ほど多くを経験してきたということだし、才能があるはずなんですね。お客さまにも、「あなたはもっとできるはず」なんて話したりしています。
――韓国ヘアなど、最近のトレンドスタイルについてはどう見られていますか？
みんな綺麗に作っているな…と思って見てますよ。ただ、僕は動いたときの髪がどうなのかが気になるので。毛流れや、動きがあるのに収まるカットなど”再現性”が重要だと思っています。アイロンで巻くことを前提にしたスタイルは、髪質がいい人に適応しても、髪質に悩みをもつ人には難しいですし。やはり、美容師の本質はカットだと思いますね。
――本日は、ありがとうございました！
- プロフィール
-
薫森 正義（しげもり まさよし） SHI/GE代表
滋賀県出身。大阪ベルェベル美容専門学校卒業後、上京。都内数店舗でサロンワークを中心に、雑誌撮影やセミナー活動を展開。27年間の東京生活を終え、実家から程近い京都に拠点を移す。2024年4月、京都にプライベートサロン『SHI/GE』をオープン。レザーカットを得意とし、圧倒的なセンスの高さと技術力で長年通い続ける顧客を抱える。
Instagram：@magemori
（文／織田みゆき 撮影／宮崎洋）
