どこで出店するのがワクワクする? 2人が選んだのは縁もゆかりもない神戸だった―SCREEN KAORIさん
神戸でやるなら“品”を大切にしたデザインサロン
神戸でやるならデザインサロンをやりたい、というのは当初から考えていました。街のおしゃれさに似合うような、私たちが「いたらいいな」とイメージしている人を増やしたいと思っていたんです。
神谷は、感度が高い大人がこられるサロン。
私は、年代関係なく人と違う感性と、高い感度を持った人がきてくれるサロン。
そういうサロンをつくりたくて、店舗の内装も含めてイメージブランディングにこだわりました。デザインサロンといっても、イメージしていたのは凛とした女性像。内装も打ち出すヘアデザインも、品があることを一番大切にして、サロンづくりを始めました。
「内装を見てみてください!」なんていう客ハンも
オープン時は私と神谷、そして神谷の後輩だった福井の3人のスタイリストでスタートしました。席は6席。まだどこまで養っていけるかわからない段階だったので、アシスタントはつけず、とにかく自分たちだけでやろうと。
本当にゼロからのスタートだったんです。自分たちでチラシをつくって配ったり、お店の前を通りかかった方に声をかけたり。それこそ「美容室にきてください」ではなくて、「内装がすごくかっこいいんで見て行ってください」と言って、店内を覗いていただいたりもしていましたね。そんなことをしているうちにじわじわと人とのつながりもでき、お客さまも徐々に増えていきました。
神戸はファッション的にコンサバティブな人が多いと聞いていましたが、実際にヘアアスタイルを提案してみると、そうでもないのかもと感じています。提案の仕方次第で、一歩踏み込んだヘアスタイルにトライしてみてくれたり、おもしろがってお客さまをご紹介してくださったり。当初のイメージからそれほどずれていないサロンがつくれている気がします。
>SCREENとSISTER.by SCREEN。あえて2人が違う店舗に立つ理由