美容を学ぶ美人アスリート、“佐藤彩香”の努力の秘訣
あきらめそうになったら、残り1回で成功すると考える
-将来はどんな自分になっていきたいと考えていますか?
芸能事務所へのお誘いを頂いて、テレビ番組に出させていただくことが増えたので、一輪車を少しでも世の中に広めて、私自身も大会に出続けたいと思っています。一輪車は世界的に見ても競技人口は少ないし、まだ子どもが乗るものというイメージが強いですよね。だからそういうイメージを壊していきたいし、ゆくゆくは一輪車をオリンピック種目にしたいです。
ただこうして学校に通って学んでいることも無駄にしたくないので、芸能活動を続けながら、バイトという形でもブライダル専門のフォトスタジオなどでヘアメイクを続けていきたいです。
-同じ美容業界で働くことを夢見ている美容学生や、美容の道へ進み始めたばかりの方へメッセージをお願いします。
やっぱり何事もあきらめないことが大事だと思います。例えば今やっていることが限りなく成功まで近づいていて、残り1回で達成できるかもしれないのに、その前であきらめたらそこで終わってしまいますよね。
だから自分でも心が折れそうになったときは、「あきらめたらもったいない」と思うようにしています。仮に本当はまだ10回続けなきゃいけないとしても、あきらめずに続けていれば、人はどんなことでもできると思います。
<佐藤さんから学ぶ、3つのポイント>
①努力した分結果はついてくる
大会で結果を出せなかったことへの悔しさから、日々の努力の大切さを実感したという佐藤さん。手を抜いたことはやがて結果となって自分に返ってくると考えることで、くじけそうになったときでもやる気を出せるのだそうです。また、すぐに結果は出なくとも、努力をしていること自体が現在の自分にとって大きな自信となるでしょう。
②ネガティブなことは口に出さない
忙しさに追われるとストレスが溜まり、ネガティブなことを考えてしまいがち。しかし、それを「心のなかだけで留めている状態と、口に出してしまうことは別」と佐藤さん。口に出してしまうことはストレス解消になるかと思いきや、ネガティブな状況を自分で認めることになるため、逆効果になるのだそうです。一方、ポジティブなことはむしろ自分を励ますことができるので、積極的に口に出すようにしましょう。
③あきらめる前に立ち止まる
何ごとも1回で成功するということはなく、続けることでできるようになったり、上達するもの。しかし、続ける前にあきらめてしまっては、そこで終わってしまい、それが自分の実力となってしまいます。辞めてしまうのは簡単なことだけに、例えあきらめそうになっても、まずは佐藤さんのように一度立ち止まり、それがどれほどもったいないことなのかを考えるようにしましょう。
- プロフィール
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一輪車選手/タレント
佐藤彩香(さとう あやか)
小学校1年生のとき、依頼を受けたテレビ番組がきっかけで一輪車を始める。その後、2011年に「さわやか全日本一輪車競技大会」に出場し、トラックレース部門で女子総合優勝。2012年、イタリアで開催された一輪車大会「UNICON16」では「4x100m」のリレーで優勝、2014年、カナダで開催された「UNICON17」では「タイヤ乗り」で優勝し、世界一となる。現在は専門学生として、横浜にある横浜ビューティーアート専門学校のブライダルプロデュース科に通いながらタレント業を行っている。
(取材/文・阿部夕華 撮影/菊池 麻美)
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