美容を学ぶ美人アスリート、“佐藤彩香”の努力の秘訣
最後まであきらめずにやってみたい
-そんな忙しい学校生活と一輪車の活動はどう両立していますか?
火曜日が唯一のオフ日なのですが、それ以外の曜日は、授業後や授業がない土日の時間を全て練習にあてています。だから学校の検定前は、21時ごろ一輪車の練習から帰ってきて、そこから勉強していますね。
-美容の勉強と一輪車の活動を両立することで相乗効果はありますか?
自分のなかで、どんなことも一回やったらあきらめないと決めているのですが、それは一輪車で身についたことで、美容の勉強にも活きていると思います。
人によっては得意、不得意があるのであきらめも肝心なのですが、私自身は、あきらめなかったからこそできるようになった一輪車の技があったり、タイムが伸びたりした経験があるので、とりあえず最後まであきらめずにやってみたいという気持ちがあるんです。
だから美容の技術についても、今上手くできなくても、もう少し練習を積み重ねれば上手くなるはずだという風に考えますね。
口に出すことは、口に出した通りになる
-実際にも学業と両立させながら、数々の競技大会で優勝をされていますが、トップを目指す上で意識をしていることはありますか?
練習した分結果がついてくるので、疲れていてもとりあえず頑張るということですね。前に「自主練面倒くさいなあ」と練習しなかった年があったのですが、そのときは入賞もしなくて、それが後になって本当に悔しかったんです。それで次の年に死に物狂いで練習したら、ちゃんと結果が出て。
もちろん気持ちが折れそうになることもあるけれど、もし練習を1回さぼって大会の順位が2位だったら「ああ、あのとき練習しなかったからだ」と絶対後悔すると思うし、そう考えるとやる気が出てきます。
-ご自身で弱点と感じるものはありますか? またそれをどう乗り越えていますか?
基本は負けず嫌いなので、人に対しても自分に対しても負けたくないのですが、負けると一気にやる気をなくしちゃうのが弱点です(笑)。でも根がポジティブなので、しっかり寝て、「自分なら大丈夫!」と思うと調子が戻りますね。
それに何かに悩んでいても、あまり相談しないで一人で解決してしまいます。例えば「疲れた」と言うと、疲れてくるように、口に出すことはよくも悪くも口に出した通りになりますよね。だから「無理かもしれない」とか、マイナスの言葉は発しないように意識しています。