美容を学ぶ美人アスリート、“佐藤彩香”の努力の秘訣
一輪車競技における国内外の大会で数々の実績を残し、テレビ番組でも美人アスリートとして紹介される佐藤彩香(さとうあやか)さん。しかし、そんな佐藤さんは、現在美容専門学校でブライダルプロデュースを学ぶ専門学生でもあります。今回は、アスリートと学生という2つの顔を持つ佐藤さんに、 美容の道を選んだ理由や、国際大会で世界一にまでのぼりつめた彼女だからこそ語れる努力の秘訣についてお聞きしました。
ブライダルを学んで幸せのお手伝いがしたい
-まず、一輪車を始めたきっかけは何だったのでしょうか?
子役をしていたころの仕事で、苦手なものを克服しようという企画があったんです。それで私は一輪車に挑戦することになったのですが、練習を重ねて乗れるようになったらすごく楽しくて。企画が終わった後も夢中になって、今日まで続けてきました。
-国際大会でも、二度も世界一になったほどの実力をお持ちですが、そんななか、なぜ美容専門学校へ通おうと考えたのでしょうか?
一輪車にはプロの世界がないので、将来的にも一輪車を職にするのは難しいんですね。そこで、一輪車以外に自分が好きなものは何かを考えたときに、凝ったヘアアレンジや、同じ一輪車クラブの小学生に大会で舞台メイクをしてあげることが好きだったので、美容の道がいいなと思ったんです。私自身、小学校高学年から大会のメイクを自分でするようになって、家でもよく研究していました。
-現在在籍しているブライダルプロデュース科を選んだ理由は何でしたか?
結婚式に関わるブライダルの仕事は、人の幸せのお手伝いができるので、そこに惹かれました。それに結婚式のドレスって、やっぱり憧れますよね。可愛いドレスを着た花嫁の姿を近くで見られるし、そんな花嫁のヘアメイクをしてあげたいと思い、メイクやエステ、ヘアアレンジが授業に組み込まれている、ブライダルプロデュース科に入りました。
メイクの上達に感じるやりがい
-実際に入学してみてどんなことにやりがいを感じますか?
入学するまで独学でメイクをしていたので、正しいやり方を教えてもらうと、「こうやったらもっと上手くできるんだ」と実感できてうれしいですね。メイクって、自分でするときと人にするときとでは、仕上がりが違いますよね。だから最初は本当に左右のバランスがとれなかったのですが、授業を受けていくうちに自分でも上手くなってきたと思います。
-学校で学ぶメイクはどんなことで活かせていますか?
一輪車大会の舞台メイクはもちろん、自分自身のメイクでも活かせています。例えば、「今日はロマンチックなメイクです」と習うと、自分でもちょっとやってみようかなと思ったり(笑)。独学のころのメイクは、ベースに色をベタっとのせるだけだったのですが、縦のグラデーションや横のグラデーションを授業で習ったり、チップではなく筆を使うようになってから、すごく綺麗にグラデーションを出せるようになりました。ちなみに今日のメイクも自分でしています(笑)。
-逆に学校生活で大変だと感じることはありますか?
毎日が大変です(笑)。入学前は「美容学校=楽しい」というイメージだけだったのですが、美容の仕事は接客業なので、基本である挨拶についても厳しかったり、検定がいくつもあったり。今はABC(アシスタント・ブライダル・コーディネーター)検定や、ネイル、メイクの検定のための勉強をしています。なかでもメイクの検定は、当日発表されるテーマのなかから一つを選んで、頭からつま先までトータルコーディネートするのですが、プレゼンや筆記テストなどもあるので勉強が大変ですね。