“スペインカール”の元祖・佐藤龍、初登場。叩き上げのメンズ美容師が海外トレンドに目をつけて老舗サロンを牽引!ブレイクスルーのきっかけは筋トレ!?

店長になったタイミングで新しいコンセプトを会社に提案!



入社4年目の夏に美容師免許を取得し、無事スタイリストデビュー。25歳で店長になりました。そのタイミングで、「1店舗だけ海外のバーバースタイルを発信する店舗にさせてもらえませんか」と会社に提案したんですね。入社当初から海外のヘアトレンドが気になっていたのと、お店の売りになる強いコンセプトが欲しいと思っていたからです。僕が当時働いていたのは水道橋の店舗だったんですけど、社長のOKが出てすぐにメンバーを一新し、自分たちで内装をDIYしました。お店のイメージを変えるためにスタッフは全員ベストとシャツを着用し、フェードカットを意識したいかついヘアスタイルに変身(笑)。いきなりコンセプトを一新したので、顧客さまには驚かれましたが、最初はこんな感じでスタートしました。




あの頃はまだフェードが世の中に浸透していなかったですし、自分たちの技術も甘かったので、はじめの頃は正直クレームもありました。売上が下がった時期も経験しています。でも、そこは一旦やると決めたので前向きに捉えて、フェードカットのコンテストに積極的に参加したりして地道に実績を作りました。時期的には、原宿にMR.BROTHERS CUT CLUBさんができて2年目くらいだったと思います。そうこうしていくうちに時代が追いついてきてフェードが注目され始め、人気集客サイトの記事をきっかけに新規のお客さまが増えていきました。




1年後には数字で成果が出たので、社長から「本店も変えてくれ」と嬉しい指示をいただいて。うちは老舗の会社ですけど、ありがたいことに経営陣は変化を恐れず新しいものを取り入れようとする柔軟な体質があるんです。なので、また自分たちでDIYして(笑)、同じように取り組んだ結果、そこも1年で数字を出すことができました。そこから数年後、2019年に大型改装を入れることになったんです。その翌年に現在の『GROOMER/S TOKYO』として神保町の店舗が生まれ変わったんですが、完成後すぐに新型コロナがきて休業に追い込まれました。

 

 

> 毎月2000人超えが来店する「スペインカール」の誕生秘話

 

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