【RYUTA TOMONO】ロンドン・パリ・ミラノを拠点にコレクションや世界的ブランドの広告撮影、セレブ専属ヘア!?規格外のキャリアを経て生まれた変化

 

美容師の本質とは?視野を広げて見えてくるもの





――渡英中に、世界的に著名なコンテスト「The IBI Awards」で優勝という快挙を成し遂げられましたね。

 

おかげさまで、そのときに一緒に組んだ海外のファッションデザイナーも、今すごく伸びているようです。洋服ありきで作ったヘアなんですが、ウィッグで創るので制作は3ヵ月かかりました。いい結果を出すこともできましたし、今は自分の中で新しい作品づくりをしたいという気持ちはあまりないですね。”やり切っちゃった感”があって。



「The IBI Awards 2023」ヘアアート部門で世界一に。hair by RYUTA TOMONO

 

 

 

――コレクションの仕事からは離れているんですか?

 

もうしてないですね。今の働き方が、すごく気に入っているんです。サロンでは個室をいただいてますし、ノーリスクで自分のお店を持っている感覚でやらせてもらっていますから。美容師の本質は何かというと、一人ひとりのお客さまに向き合って、最高のデザインを提供することに尽きると思うんですね。それにはさまざまな知見も必要で、パラレルな視点が必要です。この仕事をライフワークにする上で「視野を広げること」はすごく重要だと感じています。最近はInstagramでハネることを注視される流れがありますが、僕がセミナーで伝えているのは「時代を追うな、夢を追え」ということです。「これが流行っているから」という理由で選択するのではなく、自分が本当にやりたいことは何か。そこを追求していくことが大事だと思っています。

 

 

プロフィール
RYUTA TOMONO(友野龍太)/『ECLART CENTRAL』ヘアアーティスト
千葉県出身。山野美容専門学校卒業後、都内ブランドサロンに入社。3年後に退社し、複数のサロンで経験を積んで2022年に資生堂SABFAを卒業。その後、渡英。ロンドン・パリ・ミラノを拠点に、ヨーロッパのハイファッションシーンで活躍。ハイブランドのランウェイをはじめ、世界的なブランド広告でヘアを担当。在欧中にロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズを卒業し、「The IBI Awards 2023」ヘアアート部門で世界一を受賞。帰国後は大好きなサロンワークをメインに英語のオンラインサロンを運営するほか、ファッションブランドをローンチ。
Instagram:@ryuta_tomono

 

(文/織田みゆき 撮影/宮崎洋)

 

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