ロケットスターター美容師 NORA編 サロン最速スタイリストデビューの秘訣は、超戦略的モデハンと「先輩に応援される人」になること!
「なんだか楽しくない…」縮毛矯正では大苦戦
編集部:先輩に作ってもらったスケジュール通りにスムーズにカリキュラム進行できたのでしょうか?
大久保:それがそうでもなくて、モデルさん集めには少し苦労しました。カットだけで60人くらい切っています。私は出身が神奈川なので、友人知人が結構いますし、学生時代にやっていたヒップホップダンスの仲間もいるので、それでも協力してもらいやすい方だったと思います。地方から上京している場合は、知り合いもいないし、もっとモデル集めが大変だったかもしれません。
1番つまづいたカリキュラムは、縮毛矯正です。まずモデルさんを選ぶのが大変でした。クセが弱いとモデルさん自身にも感動してもらえないし、テストも受かりません。そもそもクセ毛で悩んでいる人は、大体くせを伸ばしたスタイリングをしているので見分けるのも難しいんですよね。
なので、湿気があってクセが広がりやすい日の夕方に、京王井の頭線の渋谷駅にある長いエスカレーターで上から通る人の頭を見てクセ毛の人を探していました。ちなみに同じ渋谷駅でも地上はカラーモデルさん、地下はお仕事帰りの大人の方という具合に、見つかるモデルさんが違うんですよ。
縮毛矯正に話を戻すと、アイロンワークはもちろん、施術中の姿勢にも厳しく指摘が入るので、かなり足踏みしましたね。結局3カ月くらいかかりました。途中で楽しくなくなってしまって、先輩の前で弱音を吐いたこともあります。「だったら、早く受かればいい」としっかり喝を入れてもらいました。