最速デビュー!ロケットスターター美容師 MINX編 デビュー後、瞬く間にTop Designer&「隠せるインナーカラー」の第一人者へ! MINX岩谷流星がデビュー前にやっていたこと
サロン歴代最速デビューを果たしたスタイリストにフォーカスする企画「最速デビュー!ロケットスターター美容師」。スピードデビューが全てではないものの、誰よりも早くステージに上がるには「志」と「戦略」と「努力」が欠かせないはず!
今回は、技術・接客力で定評のあるブランドサロン「MINX」で活躍する岩谷流星(いわやりゅうせい)さんの最速デビューの裏側に迫ります。デビュー前から、イヤリングカラーや隠せるインナーカラーのSNS投稿でファンを増やしていた岩谷さんは、デビュー後もいち早くトッププレイヤーに上り詰めました。デビューに満足せず、さらに高みを目指したいと考えている美容師さん必見のインタビューです。
美容師と理容師のダブルライセンス
編集部:早速ですが、デビューまでにかかった期間を教えてください!
岩谷:今入社5年目ですが、3年2カ月でデビューしました。同期の中で最初にデビューすることができました。
編集部:MINXさんでは、デビューまでに幅広い技術カリキュラムを習得するそうですね。それを3年強でやり遂げるのは大変だったのでは?
岩谷:MINXのカリキュラムも常に進化しているので、僕の時代より今のほうが早くデビューできる内容になっていて、これからもっと早いデビューも出るかとは思います。僕自身はあまり大変という意識はなく、オールラウンドに学べてよかったなと思っています。
編集部:そもそもどうしてMINXさんに入社されたのですか。
岩谷:実家が祖母の代から続く床屋で、両親とも理容師です。楽しそうに働く姿が印象的だったので、理容師もいいなと。高田馬場にある中央理美容専門学校で、理容師と美容師の免許を両方取得しました。実家で働くことも考えていましたが、学んでいくうちに美容師の世界に興味を持ったんです。やるからには独立するときに備えて、高いレベルで美容師をしたいと思いました。今はもう独立願望はあまりないんですけれどね。MINXはメンズとレディースの両方で高いクオリティのヘアデザインを提供しているイメージがあったので、入社したいと思ったんです。
「これ家賃と同じじゃん!」ウィッグの請求額にドン引き
編集部:最速デビューは意識していたんでしょうか?
岩谷:僕はマイペースな性格なんですよ。自分のペースでやった結果、同期の中で一番早かったというのが実際のところです。最速デビューへのこだわりはないですが、早くデビューしたい気持ちはありましたね。
編集部:早くデビューするために工夫したことはありますか?
岩谷:デビューするにはカットモデルを150人(今は100人)呼ばないといけないという事を知り、一年目からSNSを動かしていました。僕はモデルハントをするのが苦手なので、モデルさんのほうから来たくなるようなインスタを作ることをがんばりました。営業後や休みの時間使って、技術だけでなく、自分のためにSNS運用をする時間をしっかり取ることは意識していました。
MINXでは、1年間でカット以外の技術をすべて習得して、2年目の頭からカットのレッスンを開始します。僕がカリキュラムに取り組んでいたころは、ウィッグで基本的なカット練習をして、最後にモデルさんの髪の毛を150人分(現在は100人分)切るという流れでした。それが終わると店長のチェックがあり、さらに社長をはじめとする幹部のチェックを受けるという流れです。
編集部:カリキュラムを進める中で、印象的だったエピソードはありますか?
岩谷:ウィッグの請求代が毎月出るんですけれど、一度6万8000円になったことがありまして。「これって俺の家賃と同じじゃん!」と思ったことを覚えています。当時はちょうどそのくらいの家賃の家に住んでいたので。毎日ウィッグを切っていたし、ロングから一気にショートまで切ったりもしていたので、やっぱりお金がかかってしまいますよね。