最速デビュー!ロケットスターター美容師 fifth編 1年10カ月でスタイリストデビュー! 最年少で店長まで駆け上がり、なお加速する期待の星 fifth橋本龍星
「前髪にパーマがかからない!」最初のお客さまで冷や汗
編集部:反省もあったロケットスタートだったのですね。でも、デビューのチャンスをつかめたことは嬉しかったのでは?
橋本:もう本当にうれしくてうれしくて号泣しました。
編集部:最初のお客さまはどんな方でしたか?
橋本:新規のお客さまです。友達でもモデルさんでも家族でもない、初対面の方ですね。パーマをしたんですけれど、なぜか前髪だけかからなくてテンパりました。冷や汗かきながら「すみません、まき直しさせてください」とお願いして、なんとか乗り切りました。ちなみに、そのお客さまは今もリピート指名をくださっています。サロンの集客力があるから、最初から多くのお客さまに恵まれました。
編集部:デビューしてからは順調でしたか?
橋本:順調です。新規のお客さまを、どれだけリピートさせるかを常に考えています。僕のアシスタント時代からの最終目標はリピート率99%の美容師になること。僕が新規にはいらないことで、下の子たちにチャンスが増えますし、サロンとしてもそれが理想なのかなと思っています。
編集部:リピートを増やすためにどんなことをしていますか。
橋本:サロンを見つけ出してくれたお客さまには、なにかしらの理由があります。それは、メンズパーマを初めてかけるから安心できるところでやりたいとか、前のサロンで思い通りにならなかったとか。だからまずは、じっくりとお客さまの話を聞いて、どんな髪にしたいのかイメージを共有します。
継続して来ていただくためには、僕自身も成長し続けて、お客さまに応えていかなければと思っています。前回の仕上がりの満足度はどうだったのかとか、扱いにくいところはなかったかとか、そういうことに耳を傾けます。少しでも不満が残るようなら、一緒に解決策を導き出します。時にはお客さまがやりたい髪型が、物理的に難しいオーダーもあるんです。お客さまに対しては真摯に対応していきたいので、できない理由をちゃんと説明しますね。「今はできないけれど、今後こうしていけばできるようになりますよ」と具体案を示してあげることが大事ですね。