最速デビュー! ロケットスターター美容師 DaB編 アシスタント期間が長いとされる有名サロンでも早期デビューをできることを証明したかったDaB MIX田村颯汰
デビューの売上基準は半年前にクリア! とにかく技術チェックに集中したかった
編集部:スタイリストデビューはどのようにして決まるのですか?
田村:技術のチェックに受かること、そして一定のお客さまの数と売上をクリアすることですね。僕の場合、デビューチェックはメンズカットでした。
編集部:お客さまの数と売上は、どのタイミングでクリアしましたか?
田村:クリアした技術はお客さまに入れるので、デビューの半年前にはクリアしていました。
編集部:早くないですか!?
田村:そうかもしれません。でも、数字に気を取られてチェックに集中できないのが嫌だったので、それは早々にクリアしていました。僕はモデルさんは街で直接声をかけてハントすることがほとんどなのですが、デビュー前に土台を作っていたInstagramのおかげで成功率がすごく高かったんですよ。こういうものですって名刺がわりになりますし、スタイルも見ていただけるので。だから、カットモデルさんもチェックに必要な人数はすぐ見つけることができました。
編集部:デビューが決まったときは、どんな気持ちでしたか?
田村:嬉しさよりもホッとした気持ちの方が強かったように思います。「あぁ、よかった」って。あとは、目標をクリアしてしまったので、「12月には売上150万円を達成する」とか、次なる目標を早々に決めて動き出していましたね。ほんと、ゴールを設定せずにはいられない性格なんですよ。
編集部:デビューしてからは、順調でしたか?
田村:デビューが早くて年齢的にも若いので、デビュー当初は未熟な部分、浅い部分がすごくあったと実感しています。自分がその人に似合うヘアスタイルを提案したい気持ちが強すぎて、お客さまに寄り添えきれなかったり、お客さまの要望を深い部分では理解していなかったり……。いろいろな失敗を経て、今ではカウンセリングのしかたも180度変わって、「なぜお客さまはその髪型にしたいのか」「なぜ、自分のところに来てくれたのか」を理解しながら提案するようになりました。
編集部:最速デビューしてよかったことはありますか?
田村:一番は、周りの人に、スタイリストデビューの基準が厳しいと言われているDaBでも、2年半でデビューすることができるのを証明できたことだと考えています。有名サロンはデビューまでの期間が長いし、辞めてしまう人も多い……そういったイメージを自分が覆したことによって、後輩にも「自分も頑張ればできるはず」という希望を与えることができたんじゃないかって。なんだか体育会系の考え方かもしれませんが(笑)。