職業はROCK MAMA! アメリカ在住のママ美容師の国を越えるセルフブランディング
「私」こそが一番の武器。自分を売って仕事につなぐ
—ソーシャルメディア上においてのROCK MAMAブランディングのこだわりを教えてください。
コンセプトである「ニューヨーク在住のロックなママ美容師」に沿ったものしかアップしないようにしています。例えば私は料理が好きなのですが、テーマに沿わない限りそういった写真や記事はアップしません。ソーシャルメディアでは、見る人が見た瞬間に何のページでどんな人なのかわかることが大事だと考えています。
—いかにコンセプトをぶらさないかというのが大切そうですね。
そうですね。ソーシャルメディアは遊びじゃなくて、全部仕事だと思って徹底したほうがよいと思います。
今は物を買わない時代ですよね。そんななかで美容師を選ぶにしても、何かモノを買うにしても、誰からというのが重要なポイントになっていると思います。「ROCK MAMAのサロンだから行きたい」。「ROCK MAMAのセレクトした物だから買いたい」。そういうふうに思ってもらえるようになることを目指しています。
—まずは人としてファンになってもらうことで、仕事につながっていくのですね。
わたしの場合はそれを大切にしています。日本の美容師さんのソーシャルメディアはヘアに特化して自分を出していないものが多いですが、私からするともったいないように感じてしまいます。
ヘアのみだとかなり特徴的なことをしないと、見る人に覚えてもらえないですよね。一方で自分という人間は、他の何とも変えられないものじゃないですか。だから美容師が自分のライフスタイルやキャラクターを売るのは、集客のうえでとても大きな武器になると思うのです。