【半年でSNSフォロワー7万人増!】一般女性が川上佳祐のショートに共感する理由。技術は独学。孤高の美容師人生を経て、人気サロンオーナーに。
銀座にひっそりと佇む隠れ家的サロン「rin.」。そこに至高のショートヘアを切る美容師がいます。その名は、川上佳祐(かわかみけいすけ)さん。3カ月先まで予約が取れない人気ぶりですが、美容業界ではあまり知られていないかもしれません。SNSで「カリスマより一流の職人」「無名ですが本物です」というある意味挑発的な言葉を掲げる川上さんがどんな人なのか、そしてなぜ多くの女性から評価されているのか聞きました。
真正面から見てかわいいショートこそが正義
最近こそ僕の名前を知ってくれている美容師さんが増えてきましたけれど、今もほとんど無名だと自覚しています。僕自身も有名美容師さんに興味がないわけじゃないですが、SNSのフォローをしていないし、美容師さんのコミュニティにも入っていません。ずっと独自路線で技術を磨いてきたから、僕のつくるショートは美容師さんウケがあんまりよくないんじゃないかな。
たとえば、美容師さんがつくるショートはきれいなシルエットと、サイドやバックのバランスにこだわっていると思います。僕はそこにこだわらないわけじゃないんですが、正面にこだわります。なぜなら、お客さまが自分の顔を見るときは、鏡で正面から見るから。だから、顔まわりにとことんこだわっています。一般女性に人気のある芸能人がしているヘアスタイルに寄せて、一般女性の目線で可愛いと思ってもらえるシルエットにしているので、もしかしたら美容師さんからみると違和感があるかもしれません。でも、それでいいんです。
サロンの営業時間は10時から19時ですが、おかげさまで3カ月先まで全部予約が埋まっている状態です。ほぼ全てのお客さまが次回予約を入れてくれるし、リピートしてくださるのが満足の証なのかなと。
お客さまはバリバリ働いている女性の方が多く、僕のトークやキャラよりも技術に期待している方がほとんどだと思います。というのも僕は施術中、ほぼ話さないんですよ。もちろんカウンセリングはしっかりやりますけれど、カット中は集中しています。そういうところも、本物を求めているお客さまに支持されているのかな、と思いますね。
>勉強嫌いで美容の道へ…典型的な「すぐ美容師を辞めるヤツ」だった