【波巻きパーマの匠・貴龍】カットとパーマの連動性を重視したワインディングを理論化。オリジナルメソッド「Y.O.G.パーマ」で表現するメンズヘア

 

めざすビジョンは刻々と変化。ひとつずつ叶えていきたい


 

前職をやめようと決めた翌日に今のお店の代表から連絡をもらい、立ち上げのお話をいただいて。ゼロから作るのは面白いですし、その場で即決しました。ただ、その数日後に緊急事態宣言が出て、オープニングが半年伸びてしまって。その期間はフリーランスとして、原宿のメンズサロンでセット面を借りてお世話になりました。そこで波巻きパーマを指導する機会があり、それがのちにそのサロンの人気メニューになって一気に世の中に波巻きパーマが広まったんですよ。


2020年11月に『RESSUAL』がオープンし、ディレクターとして加わりました。めざすビジョンは僕の中でその都度変化しているんですけど、プレイヤーとして現場で走り続けたいという気持ちはずっと持ち続けています。それこそ美容学生のときに思い描いていたことは、前職時代にひとつずつ実現させていったら7年ですべて叶ったんです。撮影して雑誌の表紙を飾るとか、顧客をいっぱいもつとか。RESSUALに来てから「箱をもちたい」という新しい願望を持つようになって、代表に伝えたんです。そしてちょうど1年前、2店舗目となる『RESSUAL recta』がオープンし、ここの専属になりました。


 

おかげさまでたくさんのお客さまに来ていただいているので、次のビジョンはスタッフの技術の底上げですね。生え抜きのスタイリストがまだ生まれていないので、今後の展開はスタッフの育ち方次第。勢いのあるスタイリストが出てきたときに、その子がどういう方向に進むのかによって次のお店の方向性が変わってくると思っています。自分が無理に引っ張っていくこともできますけど、それをすると同じ組織にいる間は僕を抜く人は出てこないかなと思っていて。カラーの細かい技術やパーマ技術は徹底的に教えていますけど、カリキュラムを絞り、その子の勢いのあるときにデビューさせられるように考慮しています。



>毛束一つをどこまで綺麗に作る?が詰まったパーマメソッド

 

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