【Z世代・松岡諒】コンシャス・ビジネスでポジティブに攻めるのみ!新しい価値観で美容業界を席巻するマルチな次世代経営者で、QinとNullの仕掛け人
幅広い仕事でさまざまな角度から美容業界に貢献したい
——新規事業の立ち上げで、心がけていることはありますか?
コロナ経験も踏まえて、守るべきところは守り、攻めるところは攻めるということでしょうか。普段から財務はよく見ているので、キャッシュフローはすごく考えます。学生の頃からPL(損益計算書)を作って、表参道でサロン経営をした場合の財務をシュミレーションしたりしていたんです(笑)。利益を考えると家賃が安い郊外に出店したほうがいいんでしょうけど、ワクワクやブランド力など美容室としての魅力を考えると、僕は表参道や原宿に出す方がいいと思っているタイプです。なので、僕らはこのエリアを攻めていきますよ。
——楽しみです。そういえば松岡さんは高校時代、卓球部の強豪校でご活躍されていたそうですね。
ひたすら部活に打ち込んでいました(笑)。毎日11km走っていましたし、隣の寺の階段ダッシュとか、車で攻める峠も走っていましたね。そのおかげで、体力と気合いにはかなり自信があります。
——頼もしい! それでは最後に、今後の目標について聞かせてください。
現在抱えている仕事に邁進しながら、美容学校の教育変革をサポートできたら…と思っています。美容師になったばかりの頃に書いたメモが先日出てきたんですけど、「莫大な金があったら美容学校を買収して、もっと実践的な授業だけにしたい」という構想だったんです(笑)。それくらい学生時代に学ぶ技術が実践と繋がっていなくて、もどかしさを感じていました。ほとんどの美容学校でカラー塗布もやらないので、サロンに入って初めて刷毛を持ちましたという子も多いのが現状です。韓国など海外では実践教育にシフトしているので、日本も考えていかないといけないと思いますし、自分自身も貢献していけたら嬉しいですね。
- プロフィール
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松岡 諒(まつおかりょう)
株式会社Null 代表取締役CEO
Qin shaire salon PJオーナー
GO TODAY SHAiRE SALONサロン事業部所属
神奈川県出身。山野美容専門学校を卒業後、表参道の美容室に4カ月勤務したのち、フリーランスとして活動。週3日のサロンワークで毎月100万円以上の売上を達成する一方、GO TODAY SHAiRE SALONにてマネージャー業務、マーケティング業務、広報業務、新規事業立ち上げを経験。24歳で合同会社Nullを設立し、表参道にNullをオープン。同年に共育型シェアサロンQin shairesalonを立ち上げ、プロジェクトオーナーを務める。自身のダウンパーマ技術のFCシステムの展開や、日本初のダウンパーマ製品の開発販売など美容師としても幅広く活動中。
インスタグラム:ryomatsuoka.null
(文/織田みゆき 撮影/松林真幸)
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