明るくポジティブな場所に人は集まる! それはSNSの情報発信でも同じだ! GARTE ATSUTOSHIの「ポジティ部」【後編】
【Training 04】ポジティブな気持ちで人とつながろう!
プラスのエネルギーで人と向き合うと、どんな効果がある? ポジティブなコミュニケーション方法を知ろう!
発信する前に「この情報は誰の役に立つだろう?」と考えよう
コミュニケーションをする上で意識しているのは、まず「自然体」でいることですね。自分を取り繕ってもいいことはないと思います。無理して背伸びしたところで、自分は自分。僕自身は何があっても「謙虚」でありたいと考えています。
だから、専門学校生であるとか自分の年下の相手に対してもタメ語は使わず、必ず敬語を使います。なぜなら、年上というだけで上から目線になるのはどうかと思うし、年下でも尊敬できる人はたくさんいるからです。
SNSで情報を発信するときは、絶対にネガティブな発言はしないようにしています。ときどき、アシスタントの失敗やサロンの至らない点をSNSでダメ出ししている人がいますが、そんなことしても誰も幸せにならないと思うんですよね。僕の場合は、自分のサロンの足りないところを発信するのはサロンの恥だと思うし、そもそもサロンの足りないところは代表である自分の責任だと考えます。サロンのレベルが低いのは、自分のレベルが低いからなんです。
他店の技術への批判も言ってほしくないなって思います。お客さまは失敗したと言っていたとしても、それが本当に失敗かどうかは、その場にいたわけじゃないからわからないじゃないですか。他店が推しているスタイルについて苦言を呈すこともそう。そのスタイルで喜んでいるお客さまがいるんだから、とやかく言う必要はないと思うんですよね。ネガティブな話で賛同してもらっても意味がないですから、等身大の自分で、「この情報は誰の役に立つのかな」と考えながら、コミュニケーションをとることが大事だと思います。
♦♦♦Training04のおさらい♦♦♦
自分が発信した情報を見た人がどう思うのか想像してみよう! 批判は控えて、誰かの役に立つ情報発信を心がけよう!
- プロフィール
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GARTE
代表/ATSUTOSHI/池田 充聴(いけだ あつとし)
国際文化理容美容専門学校 国分寺校卒。都内有名店で1年間のアシスタントを経て、渡英。ヴィダル・サスーンアカデミーの教育を受けた後、ヴィダルサスーンの美容教育コンサルタント・サスーンスクールシップ&サロンシップグローバルコーディネーターの石井曜子先生の力を借りて前途したコンセプトのもとでGRADUATE(現:GARTE)を任されることに。原宿らしいエッジィなスタイルと鮮やかなカラーリングを得意とするスタイリストとして知られている。
(取材/外山 武史・撮影/菊池 麻美)