【共同経営】スタイリスト×レセプションの異色のパートナーが生んだ、新時代の原宿発プライベートサロン。コロナ禍にニューオープン!

窪谷初美さん(左)と、元同期のレセプション水戸怜子さん(左)による共同経営

 

昨年11月、原宿にオールスタイリストのプライベートサロン「PARK(パーク)」が誕生した。代表は、13年のキャリアを持つスタイリスト窪谷初美(くぼやはつみ)さんと、元同期で大卒のレセプション水戸怜子(みとさとこ)さん。“女性視点”という共通項から「こんなサロンを作りたい」という夢が合致し、一度はあきらめた共同経営をコロナ禍で実現化させた二人。タッグを組んだ理由やサロン作りへの思いなどを伺いました。

 


 

二人の出会い。そして経営パートナーになったきっかけ

 

 

窪谷:私たちは前職の同期として知り合いました。もともと私はお店を持つことを目標としていなかったんですが、一緒に成長していく中で理想的なサロンについて水戸さんと話すようになり、求めるものが一緒だと気付いたんです。いつか一緒にお店をやったらいいんだろうな、と思うようになりました。

 

水戸:それで6年ほど前に「一緒にやろう!」と盛り上がったのですが、そのタイミングで私の妊娠が発覚したんです。

 

窪谷:「これは絶対できないでしょう」と思ったのですが、水戸さんは「いや、できるでしょ」と(笑)。私は心配性なので、そんな甘いもんじゃないと思っていたんですね。それで私だけ独立し、一人でサロンを始めることにしたんです。

 

水戸:その間も私は前職で仕事を続けていて、出産後も保育園に預けて働いていました。

 

窪谷:水戸さんは子供を生んでも変わらずバリバリ働いていて、出産のときも生まれる直前まで陣痛に耐えながら経理の仕事をしていたんです。産後も電話するとワンコールで出るし、「この人ならできるわ…」と思うようになりました(笑)。ちょうど自分一人のサロン経営の限界を感じていた頃でもあり、仲間がいたほうがクリエイティブな面でもクオリティが上がるし、お客さまにいいものを提供できると思っていて。

 

 

水戸:私はずっと窪谷さんとサロンを作りたいと思っていたので、「まだやりたいと思ってます?」と聞かれたときは、「はい!」と即答でした(笑)。コロナ禍で不安がなかったわけではありません。でも、美容室はリモートではできないですし、絶対に必要とされる場所だと信じていたので。

 

窪谷:サロンのオープン前に二人で会社を立ち上げたのですが、司法書士も社労士も使わず、水戸さんが全部作ってくれたんです。前職の頃もそうでしたが、頭がいいから経理も含めた運営全般に長けていて。それをおくびにも出さないんですけど(笑)、レセプション業もすごく好きだし人間性も素晴らしいし、こんな人と今まで出会ったことがなくて。

 

水戸:嬉しい…(笑)。私はずっと美容師の仕事を間近で見てきて、本当にすごい職業だなと思って尊敬しています。とくに窪谷さんは技術はもちろんですが、人への配慮や思いやり、表現力などのバランスがちゃんと組み立てられているというか。だから私が一緒に仕事がしたいと思っているのは窪谷さんなのです。

 

窪谷:ありがとうございます(笑)。二人でよく話すのですが、会社を作る以上、“社会貢献”は常に念頭にあります。スタッフがいい環境で働けていることを実感できる会社にしたいし、それによって美容師の地位も上げていきたい。そんな想いを実現できる会社にしたいなと思っています。

 

 

>美容室に足を運ぶことに、髪を切る以上の価値を

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