2020JHA優秀新人賞のbianca HITOMIさんが新ブランド立ち上げ!padme誕生の裏側にある熱き想いと次世代クリエイティブ美容師へのエール
自分たちが育てたスタッフが、表舞台で活躍する姿を見るのが夢
ブランドを構成するものは、ヘアデザインはもちろん、その空間にいる人たちの人間性、立ち居振る舞いも含まれます。スタッフの規律や、すべての基本である挨拶、外部への発信など、細かなところまで全て含めて、ブランドをつくる要素です。「私たちがどうあるべきか」を考え、行動することがブランドの根幹になるのだと思います。
そしてブランドは、私一人ではなくみんなでつくるもの。1年目のスタッフを含め、padmeのメンバー5人全員の意見を取り入れてつくります。スタッフ全員に意見を求めるのは、私よりお客さまに近いスタッフの目線が大事だし、その世代ならではの感覚が不可欠だから。日頃から一人ひとりと丁寧にコミュニケーションをとり、ミーティングを重ねながらサロンづくりをしています。
サロンをつくる前は、業界内での自分の立ち位置や、役割などを考えることが中心でしたが、今は「人を育てる楽しさ」に目覚めました。中井は「自分が表に立つよりも、育てた人が表で活躍する姿を見ることが一番の喜び」と言っていました。その喜びこそが、美容の本当の醍醐味なのかな、という気持ちも芽生えています。
クリエーションのヒントは、日々のサロンワークの中にある
スタッフはみんなクリエーションをするために入ってくれた子たちです。padmeでその想いを叶えたい。私にとってクリエーションは、ライフワークに近いもの。サロンワークという美容師として絶対に外せない部分があるからこそクリエーションができると思っているんですよ。
それにクリエーションのヒントは、現場にたくさん隠されています。技術やデザインはもちろん、「お客さまにまたきていただくにはどうしたらいいか」とか「ヘアデザインをどうやって似合わせるか」ということを考えることも大事だし、それがあるからクリエーションに楽しく打ち込むことができる。
クリエイティブに打ち込むというと、休みも取らずに毎日ガツガツ打ち込んでストイックにやるイメージを持つ人もいるかもしれません。でも、健康的な暮らしをしてパフォーマンスを高めることも、本当は大事なんですよね。
padmeの営業時間も朝9時半から17時半まで。深夜まで練習することは絶対にないですし、どんなに遅くても21時にみんな帰っています。クリエイティブをやる環境を整備することの大切さはbiancaで学びました。
>クリエイティブな仕事をしたいのなら、今この瞬間から始めてほしい