タイプはまったく違うけれど、価値観は一緒! —オーナーとわたし。女性美容師の右腕物語 VeLO 赤松美和さん

2人でいるから、という揺るぎない確信

 


私は鳥羽と結婚して、一緒にお店をやって、彼がちゃんと見ていてくれているから私は自由にできているという実感があるし、2人でいるからバランスが取れているという確信もあります。

鳥羽と同じようにはできないし、先輩、後輩の関係から始まった2人だけれど、そこにまったく引け目は感じていないんです。もちろん、そう思えるまでには若干の試行錯誤はありましたよ。その結果、お互いの違いをリスペクトしつつも、自分には自分のやり方が合っていると確信したから、たぶんそう思えるんだと思います。だから2人でよく言っているんです。「うちらはセット売りだよね」って。

でもこれは、私たちの場合。彼がワンマンオーナーになるほうが合っている2人もいると思うし、カップルごとの価値観によって、ベストなやり方は違うんじゃないかな。ただいつも相談にきた美容師さんに言っているのは、夫婦サロンは相手選びが重要ということ。やっぱり同じ方向を見られる人とじゃないと難しいですよね。

 

プロフィール
VeLO
ディレクター/赤松 美和(あかまつ みわ)

茨城県出身。大学卒業後、植村隆博氏、鳥羽直泰氏らが立ち上げたばかりの「DADA(現・DADA CuBiC)」に入社。その後都内1店舗を経て、2003年、鳥羽氏と共に「VeLO」をオープン。サロンワークを中心に、業界誌・広告等の撮影やヘアショー、セミナーなど幅広く活躍している。

 

(取材・文/福田 真木子 撮影/河合 信幸)

 

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