続けていくこと、一緒にいること。それが私にできること! -オーナーとわたし。女性美容師の右腕物語 artifata 原賀まみさん-

 クビにならない限り辞めないぞって思っています

 

20170406

左が社長、右が代表のCHIKAさん。「美容師じゃなくても女性の先輩(社長)がいることが私にとってはラッキーだった」と原賀さん。

 

右腕として、ですか? 右腕なんて言えないと思いますが、CHIKAさんや社長にこの店にいてほしいと思ってもらえたらいいかな。クビにならない限り辞めないぞって思っていますから。若い頃は辞めたいと思った時期もありました。だけどあるときクビと言われたら辞めたらいいんだと、ふと思ったんです。誰かにとって必要な存在でいるということが、私の社会人としての、美容師としての、目標だったんですけれど、その目標は今もずっと続いています。

 

後輩にとってはさっきお母さんみたいにと言いましたが、大切にされ、必要とされ、周りの人のことを考えられる人になってほしので、その手助けができれば。私が背中を見せられたらベストですけれど、その子にとってそうじゃなかったとしても、一緒にい続けることが大切かなと思っています。何かで読んだんですが、持続することは何かを成し遂げることよりも大変なんだそうです。それができるかどうか。その姿だけは見せ続けていけると思うので。

 

店長は通過点。越えた先にたぶん何かが!

 

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女性は店長をなかなか目指さないかもしれません。でも人生のひとつの通過点として見たら、店長という立場も経験したほうがいいのかなと思います。目標ではなくて、越えていくところと捉えたらいいのかな。越えた先に何があるのかは私もまだわからないですけど、たぶん何かあるんじゃないかって。

 

店長の仕事は楽しいですよ。自分が成長できますし。いろいろなお客さま、いろいろな立場の方に会う機会が多く、勉強の毎日です。私はスタッフも大切だけど、お客さまがすごく大切。スタッフもお客さまも家族みたいに接していけて、ずっと一緒にいられたら。店長をやって成長した部分を、お客さまとの関係づくりにもつなげていければと思っています。

 

 

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プロフィール
artifata
店長・シニアスタイリスト/原賀 まみ(はらが まみ)

1977年生まれ。長崎県出身。日本美容専門学校夜間部卒業後、都内1店舗を経て、2000年『artifata』にオープニングスタッフとして参加。同店、女性初のスタイリストとしてデビュー。2012年12月より、同店店長を務める。取材後、2017年5月より、取締役に就任。

 

(取材・文/福田真木子、写真/河合信幸)

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