【ZOOMお悩み相談室】Gratii大更章文さん&足立孝史さんがズバリ本音で答えます!二人の面白くて為になる掛け合いはぜひYouTubeで!

26歳スタイリスト 男性 

女性のお客さまからのお誘いが多く、なかには予定まで聞いてくる人も。断りたいのに上手に断れない。失客しない、上手な断り方があれば教えてほしいです。

 

大更さん:あー、わかります…。

 

足立さん:あるんですか!?

 

大更さん:そうそうそう。誘われたことがきっかけで失客することもあります。若いころって普通に仲良くなっているから、お友達のような感覚で行くことも多かったけど。

 

断り方は、お客さまとスタイリストの関係なのでって言うとか…。でも断り方は、難しいな…。どうですか? 足立くんはこういうことはあんまりない?

 

足立さん:僕は話す隙を与えないですね。髪と商品の話をめちゃくちゃしてそのまま「ありがとうございました!」と笑顔でお見送りする(笑)

 

大更さん:あとは早いタイミングで、「お客さまなので、そういうのはしていないんです」と公私を分ける姿勢だということをお伝えしておくといいと思います。昔は仲良くなったら「ご飯行きましょうよ」とノリで言ってたんだけど、結局そういうのって(お客さまとして)長続きしないんです。

 

あとは仲良くなりすぎちゃって断れなくなってしまうじゃないですか。だからそこの線引きは難しいですね。10年来のお客さまだったら。うーん、男性だったら行きますね。女性だったら行かないかな。

 

足立さん:今だったら結婚しているから、嫁の話をしていたら、その状態から誘おうとはあんまり思わないと思うんですけど。

 

大更さん:あ、そうだ。最近、お誘いがないのは結婚したからだ、俺(笑)。

 

 

27歳スタイリスト 女性

アシスタントの教育係を任されています。が、いろいろな理由があってどんどん辞めていきます。辞めることがないよう気を配って指導してきましたが責任を感じてしまいます。

 

足立さん:髪が傷むのと一緒かなーと思っていますけど。髪が傷む原因って色々あるじゃないですか。シャンプーもそうだし、乾かし方もそうだし、何が原因かといったらよくわからない。でも髪が傷んでいる。だからなんか似てるかなと思うんですよね。

 

辞めてしまう原因というのが、どこにあるのかを探るのはすごく難しい。バランスの問題なのでこれだけがいいとか、これだけが悪いとか、決めきれない。それを突き詰めて、自分の責任と感じてしまう必要はないかなと思う。やっぱり自分もそうですけど、僕も何店舗か勤めてきているし、美容師から話を聞いたらほぼ100%、1回は辞めているんですよ。

 

大更さん:まあまあ(苦笑)。分かる分かる…。

 

 

足立さん:だから辞めるものだという前提で育てていくのもアリかなと思う。後輩や辞めたのは自分の責任だと、落ち込むくらいなんだったら、そう考えるのもアリですよね。

 

大更さん:この業界の離職率は、1年目で70%くらいは辞めるとは聞きますよ。頑張っている人の方を教えることにシフトした方がいいですよね。愚痴ばっかり言っている人は絶対辞めていきますよ。ネガティブワードが多くて、そこにみんなが集中しすぎると、頑張っている人を押し潰してしまうので。モチベーション高い子の方を、ケアしてあげて欲しいですね。

 

 

(まとめ)

今回は4つのお悩みに対して、大更さんと足立さんからご意見を伺いました。東京・表参道にあるGratiiは、場所柄、大人のお客さまが足繁く通う人気店で、技術はもちろんのこと、ハートフルな接客も魅力。きっとサロン内のチームワークの良さも影響しているのでしょう。相談者さんのお悩みに寄り添う大更さんに対し、客観的かつ合理的な考えを持つ足立さんのキャラクターの違いも浮き彫りになった、楽しいZOOMミーティングになりました。お二人の人柄がにじみ出るミーティングの様子は、こちらの動画でも公開中です!

 

https://www.youtube.com/watch?v=dOPIAvrzlgk

 

 

 

プロフィール
Gratii代表
大更 章文(おおふけあきふみ)

美容一家で生まれ、美容学校卒業後は大阪のサロンに就職。その後、上京して代官山のRitzに勤務。店長、新店舗の立ち上げ、ディレクターなどを経験。2015年3月13日、大人女性をターゲットにした「Gratii」をオープン。

 

 

プロフィール
Gratii統括ディレクター
足立孝史

大分県出身。サロンワークの傍ら人気ブロガーとしても活躍。一般の顧客の目線に立った分かり易い解説と、伝える言葉選びのセンスは絶妙。2007年からk-two青山店の代表、2015年からはGratii統括ディレクター就任。

 

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