カット料金1万1000円を可能にした超現実的ブランディング戦略は必見!ヘアも経営も教育もSOBUE流にデザインしていく

美容業界の大御所のカットを分析し、SOBUE流を生み出した

 

 

今でこそ教育担当としてスタッフにカットを教えていますが、僕自身がカットを覚えたのは30歳になってからのことです。カラーリストだった僕は、撮影の仕事でカラーをしてもカットやスタイリングはスタイリストに任せなければいけないことが歯痒かったし、やはり自分でデザインしたいという気持ちが膨らんでいったんですよ。

 

カットは、Doubleの山下さん、BEAUTRIUMの川畑さん、AFLOATの宮村さんやairの木村さんなど、美容業界のトップランナーとして走り続けている人たちを分析して、カットの手法やツールの選び方などを学びました。光を浴び続けている人たちには何かしらの理由があるわけで、それを分析することが上達の近道になるし、分析した経験がスタッフ教育にもつながっています。

 

最近では、僕のInstagramを見てショートにするために指名してくれるお客さまが増えています。ある美容メディアの人気ヘアランキングトップ10のうち4作品が僕の作品だったこともあります。それからInstagramのフォロワーもドドドドっと増えました。

 

 

Instagramはリアルに、わかりやすい文章を添えて

 

 

僕はInstagramを始めたのもめちゃくちゃ遅かったんです。だから、戦略を練る必要がありました。まず取り組んだのは、リアルなお客さまのヘアを載せること。見てくれる人に「自分も変われる」と思ってもらうためです。

 

そして、ヘアに対して文章で説明を入れました。昔は写真に文章を入れる人が少なかったから、どんな反応になるか心配でしたが、効果てきめんでした。お客さまの役に立つ投稿、お客さまの悩みを解決できる投稿をしたいという考えが、結果につながったんです。

 

ショートやボブを中心にブランディングしている理由は、カラーと合わせて立体感を出したり、自然な質感を生み出したりすることが得意だから。僕がショートやボブを打ち出し始めたころは、名古屋ではまだ流行っていなかったので狙い目だと思いました。

 

名古屋って流行のサイクルが東京や大阪より少し遅い傾向があるんですよ。タピオカが東京や大阪で流行っているのを見て、名古屋でも徐々にお店をやる人が増えるとか、そんな感じ。

 

東京では以前からショートやボブの人気があると思いますが、3年前の名古屋はショートにしたいお客さまは少数派でした。だからこそ、ショートとボブに絞ったことで自分の武器が明確になり、目立つことができたのかなと思っています。

 

>カット料金1万円越えは、稼ぐことだけが目的じゃない

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