【20代女性経営者】超激戦区・表参道にサロンを立ち上げた和田かな子さんが目指す世界。一人ひとりが輝くサロンを!

お客さまと信頼関係を築き、頼れる美容のパートナーを目指す

 

——女性だけのサロンということで、お客さまは女性が多いのでしょうか? 年齢層は?

 

女性が多いですね。でも、私のお客さまは3割が男性なので、男性も来ます。年齢層は幅広くて、同世代から40代オーバーまでいますし、白髪染めの方もたくさん来てくれます。あとは、犬好きのお客さまがめちゃくちゃ多いんですよ。「犬がいる日に予約したいです」と言ってくださるお客さまもいるほどです(笑)。2階は海外の子供部屋をイメージしていて、シャンプー台のみがある贅沢なスペースになっているんですが、そこでお客さまに犬と触れ合ってもらっていて。プライベートサロンのような心地よさを感じていただきたいと思っているんですが、「くつろげる」「癒される」と皆さん言ってくださいます。東京で新生活を始めたばかりの方などは、来やすいかなと思うんですよ。季節ごとに店内に設置している小物なども変えているので、内装の変化もその都度楽しんでいただけたら。

 

 

——お客さまに、どのような形で貢献していきたいと思っていますか?

 

美容をサポートできるパートナーのような存在でいたいので、例えば「2カ月後はこんなスタイルをしてみたい」など具体的なイメージまでを真っ先に相談してもらえて、そのお手伝いができる美容師でいたいですね。私はそれができるようになったと思ったタイミングで独立したので、スタッフみんなにもそうなってほしい。そのために、髪質に合わせたトリートメントなどのホームケアや、髪の美しさを維持できる商材の使い方、それをご案内するための技術などについて、メーカーさんに来ていただいて勉強会もしています。一番いいと思うものをお客さまに提供できるようにして、信頼関係を大切に育てていきたい。今はコロナでできないこともありますが、いずれはメイクもメニューとして取り入れていきたいなと思っています。

 

 

——最後に、今後の目標を教えてください。

 

将来的には、今いるスタッフがそれぞれ店長として活躍できるサロンが欲しいと思っています。都心を少し離れたところに、落ち着いた雰囲気のプライベートサロンを作りたいんですよ。『ワンピース』のルフィが大好きなので、私も少しずつ仲間を増やして「美容師王」を目指していきたいです (笑)。

 

 

 

プロフィール
和田 かな子(わだかなこ)/NiMO.代表

1994年、千葉県生まれ。幼少時代から美容師になることを志し、東京ベルエポック美容専門学校を卒業後、都内の有名技術サロンに入社。原宿、銀座エリアで活躍したのち、27歳でディレクターまで昇格。2021年秋に独立を目的に退職し、2022年2月、表参道にサロン『NiMO.』を立ち上げる。

@kanako7x27

(文/織田みゆき photo/松林真幸)

 

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